木版画の窓【下】 動植物を描く 鑑賞者を花畑へ誘い込む (2019/12/19) 自然を愛した浅野武彦は、緑があふれる世界に憧れていた。画面を埋め尽くすように多数の植物を描き込む作風は、一連の作品の中でも特徴がある。 同じ状態のモチー…
木版画の窓【中】 骸骨を描く 文学を題材に、均整取れた骨格描写 (2019/12/18) 浅野武彦は生前、好きなものとして生物(生命)、美術、文学の三つを挙げ、このうち文学については、作品の題材にも取り入れている。 本作品「犍陀多(かんだた)…
木版画の窓(上) 風景を描く 自然の力強さや繊細さに驚嘆 (2019/12/17) 苫小牧市美術博物館で、企画展「浅野武彦の木版画の世界」が開かれている。同展では川上澄生に師事した木版画家で、医師でもあった浅野武彦さん(1927―2016年)…