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ホッキ使ってビール開発 地元イベントで限定販売-春日町の炭火焼肉清山匠

2019/7/12配信

 苫小牧市春日町1の「炭火焼肉清山匠(せいざんしょう)」が、苫小牧産ホッキ貝のエキスを原料に用いたクラフトビール「ホッキビール」を開発した。香ばしさやほのかな酸味が特徴の黒ビールで、千葉県船橋市のプロフードが運営する船橋ビール醸造所に製造を委託。14~16日の樽前山神社例大祭と、8月24、25の両日、市内中心部で開かれる野外音楽フェスティバル「活性の火19」に出店し、限定販売する。日本地ビール協会(兵庫県)などによると、ホッキを使ったビールは全国初とみられる。

 同店は2017年10月、「苫小牧にない新しい店」をコンセプトにオープン。運営するティティエムコーポレーション(東京)の板東正時社長(39)は苫小牧生まれ、苫小牧南高校卒で故郷をPRできる商品開発を考えていたところ、昨年12月に同校出身の船橋ビール醸造所責任者松井純さん(42)と知り合い、意気投合した。

 同醸造所は、二枚貝のホンビノス貝を使用した地ビールを製造。併設されるバルで販売しており、松井さんの協力で今年1月、ホッキビールの試作品造りが始まった。板東社長は「ビール酵母が発酵しなかったり、貝の味が出すぎてしまうと生臭さが残るため、分量の調整に苦労した」と振り返る。試行錯誤の末、5月に完成し6月に生産を開始した。

 黒くなるまでローストした大麦を使って、上面発酵で醸造する「クラムスタウト」方式を採用。軽やかな味わいだがホッキのエキスが、独特な深みとコクを加える。

 アルコール度数は5%。価格は330ミリリットルの瓶入りで、600円(税込み)。板東社長は「クセのない飲みやすさや、喉越しを重視した」と語る。

 今後について、板東社長は「まずは催事で限定販売し、反応を見たい。将来的には苫小牧の名産品として定着し、観光客の目にも止まるようになれば」と期待する。

 日本地ビール協会によると、国内にコンブやホタテ、カキ、かつお節などを原料にしたビールは存在するが、ホッキを用いた事例は「記録にない」と言う。

 苫小牧酒販協同組合、苫小牧観光協会などは「地元産の食材を用いた地ビール自体、これまでも聞いたことがない」としており、行方が注目される。

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