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寒気流入、最低気温更新 支笏湖に厳冬期の自然美

2019/2/8配信

 強い寒気の流入で、8日の道内は各地で厳しく冷え込んだ。室蘭地方気象台によると、胆振日高地方では同日朝、19観測地点中7地点で今季一番の最低気温を記録。9日も寒さが続き、気象台は水道凍結に注意を呼び掛けている。

 同日は、本道上空に平年より10度低い寒気が流入。札幌市上空1500メートル付近には1957年の統計開始以来、最も低い氷点下24・4度を記録し、道内は朝方から厳しい寒さに見舞われた。日胆地方では白老町森野と登別市で氷点下13・8度を観測するなど、各地で今季の最低気温を更新。苫小牧市は同12・3度と今冬2番目の冷え込みとなった。

 凍てつく寒波で千歳市の支笏湖では厳冬期の自然美が出現。風や波で飛び散った湖の水しぶきがボート乗り場の桟橋に当たって凍り付き、長いつららの列をつくる造形美の世界が広がっていた。

 気象台によると、9日にかけて低温が続く見込み。苫小牧市の最低気温は氷点下20度近くまで下がる可能性があり、体調管理にも注意が必要という。

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