苫小牧、18年連続日本一 2017年ホッキ漁獲量、751トン
2019/1/18配信
苫小牧市の2017年ホッキ貝漁獲量は前年比36トン増の751トンで、産地の市町村別で18年連続日本一だったと、市が17日発表した。苫小牧漁協の資源管理の徹底で漁獲量は近年伸びており、連続トップの成果に漁業者も喜んでいる。
全国の都道府県が発表している水産統計を基に、ホッキ貝主要産地の北海道、青森、福島両県の市町村別漁獲実績を苫小牧市が独自に集計。その結果、17年の合計漁獲量は5374トンで、前年より282トン減った。市町村別ではトップの苫小牧市に続き、2位は根室管内別海町で525トン、3位は青森県三沢市409トン、4位は根室市390トン、5位は釧路管内浜中町296トン。
漁獲高は、苫小牧市が産地の全市町村の中で最も多い4億3146万円(前年比1804万円増)。2位は別海町の2億6357万円、3位は根室市の2億1613万円。
苫小牧の漁獲量は1994年の1255トンをピークに減少傾向が続き、2014年には651トンに落ち込んだ。しかし、漁協が力を入れた資源管理の成果で15年以降、3年連続で増加した。伊藤信孝組合長は「これまでの取り組みで資源が増え、生産性も向上した。苫小牧市の貝としてブランド力もさらに高め、安定的な漁を行っていく」としている。