142年ぶりご神像公開 平取・義経神社奉納220年記念
2018/7/21配信
源義経の渡来伝説を持つ平取町本町の義経神社(楡田美浩宮司)で21日、義経公の神像奉納220年記念の神事が執り行われ、142年ぶりにご神像が一般公開された。
義経公のご神像は木製で高さ40センチほど。甲冑(かっちゅう)を身にまとう、りりしい姿の座像だ。1799(寛政11)年の江戸末期、幕府の調査隊だった近藤重蔵が、この地域のアイヌ民族が源義経を崇敬していることを知り、寄進。当初は屋外に置かれていたが、1876(明治9)年に神社に安置された。
楡田宮司は「奉納から220年の節目を迎えたことを機に京都の職人に修理を依頼。その前に広く見ていただこうと公開を決めた」と話す。一般公開は9月2日までで、時間は午前10時~午後4時。拝観には1000円必要で、町民は無料。
ご神像の修理完了は来年6月の予定で、同年7月後半から1カ月間、再び公開する考えという。