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10年かけ手作り「つるしびな」 明野新町の古井さん宅

2018/2/24配信

 苫小牧市明野新町の古井敏子さん(69)の自宅内に、手作りの「つるしびな」が大量に飾られ、訪れる人の目を楽しませている。動植物などをかたどった色とりどりの飾り物700個ほどが2階からぶら下がっており、圧巻だ。

 女児の健康を祈り、衣食住にも困らないように―との願いを込めた本州方面の伝統的な細工物。古井さんは手芸が趣味で、10年ほど前に女の孫が産まれ、出産した長女から「普通の段飾りではなく、テレビで見た珍しいつるしびなが欲しい」とせがまれたのが制作のきっかけという。

 材料は、リサイクルショップで購入したり、友人から譲り受けたりした着物の生地。生地をほどいて切り、手縫いで作り上げた。制作方法は本やインターネットで学んだという。飾りはダイコン、ホオズキ、サクラの花、でんでん太鼓、ウサギ、金魚、アニメのキャラクターなど多岐にわたる。

 10年間、暇を見ては自宅でコツコツと作り続け、どんどん数が増えた。現在は15組ほどが自宅玄関近くの廊下の吹き抜けに2階からつるされている。1組のつるしびなには、約1・5メートルのひもが6本前後垂れ下がっており、1本のひもには7個ほどの飾り物が付いている。例年、2月上旬から3月末まで飾る。

 自宅を訪れた子供たちは「とても奇麗でかわいい」と大喜び。飾りを見た古井さんの友人も「こんなにたくさんあるのは珍しい」と驚く。古井さんは「喜んでもらえてうれしい。これからも頑張って作り続けます」と語った。

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