身が締まり、味に太鼓判 苫小牧沖の冬ホッキ漁最盛期
2017/12/13配信
苫小牧沖の冬ホッキ漁が最盛期に入った。今シーズンの漁は1日に始まり、来年4月までの期間に最大20隻が操業に当たる。ホッキ貝の水揚げ量日本一を誇る苫小牧の漁港は早朝から活気付いている。
13日は苫小牧漁協ホッキ桁引き網部会所属の漁船13隻が午前3時ごろから次々と出漁し、計3・32トンを水揚げした。
この日の漁を終えて港に戻った「大勢丸」の大島秀樹船長(52)は「冬はしけで漁に出れない日も少なくないが、冬ホッキはお客さんに喜ばれる」と笑顔。「照宝丸」の山田照由船長(55)は「冷たい海水で身が引き締まっているから、うまいよ」と味に太鼓判を押した。色や大きさで仕分けされたホッキ貝は水産市場に並び、午前9時半からの入札で1キロ当たり489~765円の価格が付いた。
漁協などによると、13日までの漁獲量(7日間操業)は累計20・78トンに。今シーズンの漁獲枠は412トンに設定している。
ホッキ漁は5、6月の禁漁を除き、7月から11月を夏期、12月から翌年4月までを冬期として漁を行う。冬ホッキの昨シーズン(2016年12月~17年4月)漁獲量は323トン、漁獲高は前年より約1248万円増の約1億5819万円だった。