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肝炎プロジェクトをPR EXILEのSHOKICHIさん来苫

2017/7/29配信

 世界保健機関(WHO)が定める「世界肝炎デー」の28日、厚労省による啓発事業「知って、肝炎プロジェクト」のスペシャルサポーターを務めるEXILEのSHOKICHI(ショーキチ)さん(31)が出身地の苫小牧市を訪れ、岩倉博文市長と懇談して肝炎への正しい理解や早期発見を呼び掛けた。

 世界肝炎デーは、ウイルス性肝炎のまん延防止や感染者への差別の解消、感染予防の推進を目的に定められた。日本でもこれに呼応して同日を「日本肝炎デー」とし、国や地方自治体、医療団体が啓発活動を展開。その一環で芸能界やスポーツ界で活躍する人がスペシャルサポーターとなり、ウイルス検査の普及啓発などに取り組んでいる。

 この日の懇談の場には、厚生労働省肝炎対策推進室の磯田広史肝炎対策専門官や全国B型肝炎訴訟原告団・北海道原告団副代表の小川ルリ子さんらも同席した。

 SHOKICHIさんは厚労省の肝炎総合対策推進国民運動の特別参与を務める俳優の杉良太郎さんからのメッセージを岩倉市長に伝達。「若い人は肝炎について知らない人が多い」と指摘。「自分と同世代の人にも検査を受けてもらいたい。どこで受ければいいか分からない人は地域の保健所に問い合わせてほしい」と呼び掛けた。

 メッセージを受け取った岩倉市長は「苫小牧市はがん対策推進条例を施行しており、肝臓がんの原因にもなるウイルス性肝炎への対策にも力を入れていきたい」と述べた。

 杉さんからプレゼントされたメッセージボードや運動をアピールするためのクッションなどは今後、市が行う健康に関する事業の場で展示して市民への啓発に活用するという。

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