アオバズク、一休み 苫小牧市内の森に飛来
2017/6/27配信
苫小牧市内の森でフクロウの一種、アオバズクを見つけた。茶色いしま模様の体が新緑に美しく映えていた。
アオバズクはフクロウ科の野鳥。夏季に日本、中国、朝鮮半島などで繁殖し冬季は東南アジアに南下して越冬する。
体長は29センチほど。昆虫や爬虫(はちゅう)類、小型の哺乳(ほにゅう)類などを餌とし、鳴き声は「ホーホー」と二声ずつ鳴く。青葉のもえるころに飛来するので、この名が付いたと言われている。
近年、営巣木の伐採や越冬地の開発で個体数が減少している。今回、見つけた個体は木の枝に止まり、時々目をしばたかしてじっと休んでいた。
アオバズクを観察していた札幌市の根岸工さん(58)は「こんなに近くで見られて感激。目はりりしくて野性味がある」と話していた。