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北帰行のガン続々 ウトナイ湖で野鳥観察イベント

2017/3/20配信

 苫小牧市のウトナイ湖に、北帰行の渡り途中のガンが続々と飛来している。18日には日本野鳥の会が湖畔で「たそがれに雁(がん)を見る会」を開催。参加した市民は夕暮れ時、ねぐら入りで湖に降り立つガンを観察した。

 観察会には苫小牧や千歳、札幌などから35人が参加。日本野鳥の会苫小牧支部の会員とサンクチュアリネイチャーセンターのレンジャーが案内役になった。夕刻時、ガンの群れが次々に飛来。参加者は双眼鏡や望遠鏡で湖面に舞い降りる様子を観察し、ウトナイ湖の春の光景を堪能した。夫と参加した千歳市の主婦田中まゆみさん(34)は「初めてガンの群れを見ました」と感動していた。

 国の天然記念物のマガンやヒシクイはこの時期、越冬地の本州方面から繁殖地のシベリア方面に渡る。ウトナイ湖は渡りの中継地で、同会によれば、今シーズンは2月15日に第一陣が確認された。その後、数を増やし今月17日に5万3000羽以上を数えるなど、北帰行は本格化している。

 観察会では、大学生の自然ボランティア団体フィールド・アシスタント・ネットワークのメンバー9人が記録係や案内補助を担当。記録係を担った日本獣医生命科学大学(東京)の男性は「北海道らしい光景が見られてよかった」と話していた。
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