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白老・胆振東部・日高

白老町のポロト温泉移設へ 象徴空間整備に伴い

2014/6/19配信

 民族共生の象徴空間が白老町のポロト湖周辺に整備されることに伴い、町は湖畔に面しているポロト温泉を移設することにした。17日の町議会で明らかにした。象徴空間の2020年開設をにらみ、2015年度にも移設計画を策定する。温泉を管理する白老振興公社の白崎浩司代表(副町長)は「昨年度実績で4万3000人の日帰り利用がある人気の温泉。地元需要もあるので移設して活用したい」などとしている。

 ポロト温泉は1969年10月に地元企業が開設。泉質はアルカリ性単純温泉で、99年から白老振興公社の運営に代わり、現在は日帰り温泉として利用されている。

 町によると、現在の温泉施設は象徴空間の整備予定地内で営業中。町側は「国の説明では温泉施設の存続は入っておらず、現在地での営業継続は困難」などと説明。利用客の多さを踏まえて移転営業の必要性を挙げたものの、「象徴空間ゾーン内で温泉施設を整備することにはならないだろう」としている。

 象徴空間の開設は2020年の東京五輪開催と同時期。国立博物館など大型施設の建設期間などを考慮した場合、「来年度中には温泉施設の移設計画を立てる必要がある」と白崎副町長。移設場所は国の象徴空間整備計画が決まった後で地元関係者による協議が行われる見通しだが、「象徴空間ゾーンに隣接し、温泉源に近い場所が候補になるのでは」と語る。

 また、白老地区では町総合保健福祉センター(いきいき4・6)以外で唯一の温泉施設。自宅に入浴施設を持たない地域住民の利用も多く、「生活者には欠かせない施設」という位置付けもある。象徴空間開設で観光客の入り込み増も見込まれ、観光地としての魅力アップを狙いに「宿泊機能やレストラン併設なども視野に入れた協議が必要かもしれない」としている。
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