むかわ町穂別の穂別ふれあい公園で２１、２２日、第３５回流送まつり（実行委主催）が開かれた。メインイベントの全道人間流送競技大会は大いに盛り上がり、訪れた人たちはふるさとの夏祭りを思う存分楽しんだ。

　流送大会は、かつて一級河川・鵡川の流れを利用した木材の搬出作業をルール化した穂別オリジナルの競技。原木に見立てた人の背中を船頭が走り、タイムを競う。例年、鵡川の浅瀬で実施するが今年は雨が続いた影響で水量が多いことから、会場横の車道で行った。

　道路での実施の場合は距離が２倍になる。小学生の部は１００メートル、男女混合の部は１４０メートル、一般の部は２４０メートルになった。計１５チームが部門ごとにタイムを競った。

　競技が始まると沿道に集まった人たちは「頑張れー」などと応援。船頭が背中から落ちてしまうと「バランスを取って」「早く戻って」と大きな声援が飛んでいた。一般の部の優勝は２分１秒２５を記録したＪＡとまこまい広域農協青年部穂別支部で６連覇を達成した。

　そのほかに、１５００発を打ち上げた花火大会や丸太切り大会なども繰り広げられた。

　実行委によると２日間で６０００人が訪れたという。