恵庭市盤尻の林道などをコースにした毎年恒例のオートバイ競技、２０１５恵庭エンデューロ競技会が１９日、市民スキー場をスタート・ゴール地点に開かれた。全国各地から１４７台が出走し、自然豊かなコースを駆け抜けた。

　オフロードバイクの耐久レースで、恵庭エンデューロ実行委員会（川原光男大会長）が主催。盤尻の国有林道に約６０キロの周回コースを用意し、「国内最長のコース設定」が売りで、道外からも参加者が集まっている。

　前日からスキー場をピットエリアとして開放し、参加者やその家族、友人らでびっしり。今年はゲレンデを保護する観点から、コース設定を変えて見学ポイントは限られたが、オートバイや写真の愛好家も続々と訪れた。

　スタート地点は風船でアーチを作るなど華やかな雰囲気を演出し、参加者は紹介された順番に爆音を響かせながら出発。見学者たちは写真を撮影したり、手を振ったりしながら見送り、一般道や林道で競技が展開された。

　川原大会長は「今年も約４００人は来てくれた。恵庭の素晴らしい自然を楽しみ、その大切さなどを感じてもらえれば」と笑顔を見せ、「（大会前後で）まちにもたくさん寄ってくれている」と波及効果などにも期待していた。