北海道を拠点とする航空会社ＡＩＲＤＯ（エア・ドゥ、札幌市）は１４日、７、８両月に空港利用者から募った七夕の短冊約２５００枚を千歳神社に奉納した。神事が社殿で執り行われ、預かった短冊に書かれた願い事の成就を願い、社員５人が祈りを込めた。

　毎年恒例の奉納は同神社で行っている。同社は新千歳を含む道内外１０空港の搭乗手続きカウンター前で７月１～７日に短冊の記入台とササの木を設置。短冊は同社キャラクター「ベアドゥ」と北海道の形の２種類。新千歳や羽田など６空港では、道内で一般的な旧暦にちなみ８月１～７日も七夕コーナーを構えた。

　集まった短冊には「健康に過ごせますように」「北海道を楽しんで帰れますように」など思い思いの願い事が記された。奉納行事では短冊を引き受けた神職が祝詞を読み上げ、同社千歳空港支店の職員が玉串をささげた。

　同支店の白木寿臣支店長は「空の安全を祈るお客さまの願いを見て、改めて気を引き締めた」と力を込め、「しっかりと納めたことをＳＮＳ（インターネット交流サイト）などを通じてお知らせしたい」と話した。