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千歳・恵庭

大空にハート、華麗な曲技 新政府専用機お披露目-空自千歳基地航空祭

2019/8/5配信

 航空自衛隊千歳基地は4日、「航空祭」を開催した。千歳の空を彩る道内最大級の航空イベントで開放された構内に約4万人が訪れた。今春就役したばかりの新政府専用機B777型機が駐機場でお披露目されたほか、ブルーインパルスの華麗な曲技飛行やF15戦闘機などの展示飛行が航空ファンを魅了した。

 会場内にはF15戦闘機や政府専用機といった3自衛隊の各種航空機に加え、地対空誘導弾ペトリオットPAC3、基地防空用地対空誘導弾など新鋭装備品を展示。オープニングでは寺崎隆行第2空団司令兼基地司令、山口幸太郎千歳市長らがテープカットを行い、2機のF15戦闘機の飛来で航空祭の幕開けを告げた。

 救難の模様や模擬対空射撃を披露。8機のF15戦闘機も一糸乱れぬ編隊で飛来したほか、機動飛行では大空を縦横無尽に飛び回り、アクロバチックな旋回やタッチアンドゴーをして見せるなど、熟達した操縦技術が訪れた人を感嘆させた。米軍三沢基地(青森)所属のF16戦闘機も低空飛行や急降下、機体を回転させつつ垂直急上昇するなどの妙技を繰り返し、歓声が起きた。

 松島基地(宮城県)のブルーインパルスは2機で曲技飛行。スモークを出しながら並行したり、高速で交差したりするなど、高度な飛行技術を展開。演技の終盤には青空いっぱいに大きなハートマークを描き、入場者の幸せを願った。

 家族で訪れた札幌市の主婦、内潟直子さん(46)は「きょうは晴れて良かった。迫力があって、F15の音が大きくてびっくり」と語り、長男の小学4年生、陸斗君も「F15の大編隊がすごかった」と楽しんでいた。

 北部航空音楽隊の演奏や警備犬訓練展示、子供向けの航空服の試着と記念撮影など、多彩な行事が人気を集めた。中でも新政府専用機は圧倒的な存在感を見せ、多くの人が写真に収めていた。

 同基地によると入場者数は前年度比で4万4000人減の4万人。全道的な高気温に見舞われ、外出を控えた人が多かったことも要因とみられる。

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