柏野氏、大差つけトップ 女性候補5人全員当選-恵庭市議会議員選挙
2019/4/22配信
恵庭市議会議員選挙(定数21)は21日投開票され、現職13人、新人7人、元職1人が当選した。無所属・現職の柏野大介氏(39)が2位に1200票近い大差をつけ、4年前の前回に続きトップ当選。新人4人を含む女性候補5人が全員当選し、恵庭市議会に占める女性議員数は過去最多となった。当日有権者は5万7200人、投票率は55・02%で、過去最低だった前回をさらに3・43ポイント下回った。
現職14人、新人9人、元職2人の総勢25人が21議席を争った激戦は、最終的にわずか15票差が当落を分けるぎりぎりの決着となった。議席拡大を目指して2候補を擁立した共産党は、現職が議席を失い、新人も小差で及ばず厳しい結果に。立憲民主党は前回落選した元職が返り咲き、推薦の新人も含めて2議席を得た。
原田裕市長と協調路線を歩む主流派の自民党は推薦も含めて単独過半数の12議席を堅持。公明党も3議席を守り、原田市政の安定運営を支える議会の勢力図に変化は起こらなかったが、当選者の平均年齢は56・95歳で、改選前の60・38歳より3歳以上若返り、世代交代が進んだ。
無所属は、会派・市民希望の会を構成してきた現職3人のほか、革新系の新人1人が当選した。
投票日の有権者数は男性2万7432人、女性2万9768人、計5万7200人。投票者数は3万1473人だった。投票率は4年前の前回と比べて3・43ポイントの大幅減。8回連続で過去最低を更新する結果となった。激戦で各陣営が懸命に票の掘り起こしを目指したが、有権者の反応は盛り上がりを欠いた。
恵庭市議選開票結果(確定)
当 柏野 大介 無・現 2,873
当 市川 愼二 自・現 1,674
当 川原 光男 自・現 1,443
当 野沢 宏紀 公・現 1,368
当 伊藤 雅暢 自・現 1,357
当 早坂 貴敏 自・現 1,346
当 渋谷 敏明 無・新 1,342
当 川股 洋一 自・現 1,323
当 松島 緑 公・新 1,290
当 長谷 文子 自・現 1,284
当 鷹羽 茂 自・現 1,282
当 小橋 薫 自・現 1,278
当 生本富士代 公・新 1,239
当 石井 美季 無・新 1,234
当 宮 利徳 無・新 1,195
当 武藤 光一 立・元 1,187
当 南出 典彦 無・新 1,161
当 林 謙治 無・現 1,092
当 新岡 知恵 無・新 1,080
当 岩井 利海 自・現 1,034
当 前田 孝雄 無・現 890
小林 卓矢 共・新 875
矢野 浩章 無・新 862
前仏 優 立・元 790
藤田 俊輔 共・現 592
有効票31,091
無効票382