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千歳・恵庭

一面シャーベットの海 オホーツク海上空で流氷観測-1管海保

2019/2/6配信

 第1管区海上保安本部の千歳航空基地=千歳市平和=は5日、航空機から流氷の種類や密度を調べる海氷観測をオホーツク海上空で行い、報道機関に公開した。海面では北海道沿岸で形成されたシャーベット状の流氷などが見られ、漂う範囲が根室方面まで広がっていることが確認された。

 船舶の安全航行を支えるため、同本部は毎年冬に流氷情報を発信している。同基地の所属機が海上から流氷を目視観測する飛行はこの日で今冬5回目。同本部海洋情報部と同基地から職員計11人が搭乗した。使用機材はボンバルディアDHC8―300型機「おおわし1号」。

 千歳飛行場を離陸し、紋別市から知床半島、根室半島にかけ約1時間30分にわたり観測。数日前まで接岸していた大型の流氷は低気圧に伴う風で流されたと推測され、当該海域では海水が薄く凍った「グリースアイス」と呼ばれる氷がほとんどを占めた。長さ20メートル以下の板氷は知床半島の付け根近くに接岸していた。

 観測結果は気象庁の衛星画像などと組み合わせ、同本部「海氷情報センター」ホームページや船舶無線の航行警報を通して伝えている。観測飛行はほぼ週1回ペースで4月中旬まで続けていくという。

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