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全老連会員増強運動特別賞を受賞 桜木おたっしゃクラブ、千歳から初

2018/11/10配信

 千歳市桜木の老人クラブ、桜木おたっしゃクラブ(阿多義英会長)が、全国老人クラブ連合会(全老連)の「100万人会員増強運動」特別賞を受賞した。会員数140人を誇る市内最大の老人クラブで、会員の加入促進に積極的で、千歳からは初の同賞受賞。阿多会長(86)は「町内会と連携し、多くの高齢者に関心を持ってもらえた成果」と喜んでいる。

 全老連は2014年度から5年計画で、全国の会員数100万人を目指し、会員増強運動に取り組んでいる。同クラブは1984年に会員約30人で発足して以降、会員数はほぼ右肩上がり。2016~18年の直近3年間を見ても、年度当初の会員数は19人も増えた。高齢で退会や亡くなる人もいる中、新規加入者は30人以上に達した計算。3年連続で道老連、市老連の表彰を受けており、今年度は道内3枠の全国表彰推薦枠に入った。

 同クラブは桜木町内の60歳以上が対象で、現在は男性58人、女性82人、平均年齢は約79歳。基本理念に「明朗健全な対人関係」を、モットーに「楽しく、仲良く、健やかに」を掲げる。2カ月に1回は月例会や誕生会などを開き、会員が和気あいあいと集まる。活動内容もリズム体操やパークゴルフ大会などの健康づくり、カラオケや旅行などの趣味、花壇整備や交通安全啓発などのボランティアと幅広い。

 地域の高齢者同士がつながり、楽しみながら活動しており、会員増強運動ももっぱら口コミ。同クラブの信太裕二副会長(78)は「会員みんなが広報マン。みんなが楽しく活動しているから、町内会での声掛けも盛ん」と言う。北島博美総務部長(69)も「町内会とも連携し、一体になって活動している」と強調し、「(会員の姿が見えないなど)何かあれば、目配り、気配りにもなっている」と話す。

 8日に同クラブの役員ら約20人が桜木町内会館に集まり、伝達された全国表彰状を見て大喜び。同クラブでは若手会員の加入促進を目指し、名前の改称も検討してきたが、阿多会長は「せっかく受賞して、有名になったので、変える必要はないかな」と笑顔。来年は創立35周年の節目で、記念行事を計画しており、「会員みんなで楽しく活動していきたい」と気持ちを新たにしている。

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