道ハイテク、メディカルスポーツが道バスケクと教育連携 本道スポーツ振興へ相互に協力
2018/6/27配信
恵庭市の北海道ハイテクノロジー専門学校、北海道メディカル・スポーツ専門学校は26日、プロバスケットボールBリーグのレバンガ北海道を運営する北海道バスケットボールクラブと教育連携パートナー協定を結び、記者会見を行った。クラブは選手やコーチを学校の授業に派遣し、学校は同クラブが今年新たに立ち上げたeスポーツチームをサポートするなど、共に北海道のスポーツ振興を目指す。
協定は、同クラブが学校の授業や行事に選手・コーチを派遣するほか、トレーナーを目指す学生の現場実習に協力すること、学校がeスポーツチームの選手の体のケアに協力したり、学生を試合会場に派遣してさまざまな協力を行うことなどを定めた。
eスポーツとは、海外を中心に広がりを見せているコンピューターゲームの大会で、国内でも近年、プロ選手による大会が盛んになり、人気が高まりつつある。同クラブのeスポーツチームは今年3月に発足し、スマートフォン用ゲームの国内プロリーグに参戦している
メディカル・スポーツ専門学校の船木和喜副校長は「eスポーツは2022年アジア大会の正式種目に採用されるなど世界的に認知されており、これからをけん引していく人材を北海道から輩出するため協力できれば」と意欲を見せた。
北海道バスケットボールクラブの横田陽CEOは「ハイテクノロジー専門学校には国内に2カ所しかないeスポーツの学科があり、理念を共有してスポーツを通した地域振興に貢献していきたいと連携に至った」と説明し、同校の技術を生かした試合会場の演出など、さまざまな形での連携の発展に期待した。
会見にはレバンガ北海道の桜井良太選手やeスポーツチームのさわさき選手も出席。桜井選手は「これまでなかったような若い人のアイデアで試合会場を盛り上げ、ファンを楽しませられるようなものを今季から取り入れていけたら」と期待を表した。
ハイテクノロジー専門学校では今月からeスポーツ選手による授業が、メディカル・スポーツ専門学校では7月からレバンガ北海道のコーチによる授業が行われる。