スモークチキン製造ピーク クリスマスに向けフル稼働-千歳ハム
2017/12/15配信
クリスマスを間近に控え、千歳市上長都の北海道千歳ハム(鈴木良夫社長)では、定番商品の製造がピークを迎えている。終盤を迎えた歳暮商戦とも重なり1年で一番の繁忙期だ。
サケやイクラなどの高騰で今年の歳暮商戦は、ハム・ソーセージの需要が前年対比20%増という。こうした中でクリスマス向け商品の製造が11日に始まり、連日早朝から午後9時までフル稼働が続いている。
今冬同工場はホテルや百貨店向け「スモークターキー」(1個2キロ)を500個、家庭向け「スモークチキン」1トン、「スモークレッグ」2トンを製造する。工場では、工場長らベテラン従業員がサクラのチップで薫煙した100個の「スモークチキン」を手際よく包装していた。
原材料の肉は高騰しているが、井上春樹執行役員工場長は「地域還元で今年は価格を据え置きます」と話す。16日からは工場内直売所で恒例の「年末特売」(30日まで)がスタートする。