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レッドイーグルス

HLアニャン2連覇、レッドイーグルス力及ばず
ALプレーオフ

2024/4/8配信

 アイスホッケーアジアリーグプレーオフ(PO)の第4戦が6日、韓国のアニャンアイスアリーナで行われた。PO1勝2敗のレッドイーグルス北海道は、同2勝1敗のHLアニャンに5―1で敗れ、アジアリーグ制覇を果たせなかった。

 アジアリーグは全日程が終了した。POを制したHLアニャンは2年連続優勝を達成し、旧アニャンハルラ時代を含め、8度目のリーグ制覇となった。POの最優秀選手賞にはFWシン・サンウ(HLアニャン)、最優秀監督賞にベク・ジソン氏(同)が選出された。来季のアジアリーグ2024~25は9月7日に開幕を予定している。
 ▽第4戦
HLアニャン(3勝1敗)5―1レッドイーグルス北海道(1勝3敗)
▽得点者【H】アン・ジンフィ(チョン・ジョンウ、バク・ジンギュ)シン・サンフン(ソン・ジョンフン)ソン・ヒョンチョル(キム・サンウク)アン・ジンフィ、イ・チョンミン(キム・サンウク、シン・サンフン)【レ】柴田(ハリデー、入倉)▽GK【H】マット・ダルトン【レ】成澤▽シュート数【H】46【レ】23▽反則【H】8分【レ】8分▽パワープレー得点【H】2【レ】0▽キルプレー得点【H】0【レ】0▽観客数993人
 第1ピリオド、4戦目にして初めて相手に先制点を与え、追い掛ける展開からのスタート。GK成澤が相手のノーマークシュートを阻むなど好セーブを見せるも、数的不利なキルプレーで2失点。
 REHは第2ピリオドに、左サイドから相手陣地へ攻撃を仕掛け、逆サイドに走り込んだFW柴田がDFハリデーのパスに合わせていったんは追い上げた。徐々に離されて終盤に6人攻撃に打って出たが追加点を挙げることができなかった。

―懸命プレーも先行許す
 レギュラーリーグを2位で終え、プレーオフでリベンジを誓ったレッドイーグルス北海道(REH)だったが、1勝3敗とアジア頂点には手が届かなかった。
 第4戦を終え、荻野監督は「本当に残念」と率直な思いを口にした。「成長」をテーマに掲げ、チームをスタートさせたが、今シーズンの全日本選手権、リーグ共に制覇とはならず「自分の力のなさを感じている」と悔しさをにじませた。
 第4戦の敗因については「第1ピリオドは無失点の展開にしたかったが、相手の速いプレッシャーに引っ掛かり、失点してしまった。第3戦で自分たちができていたことを相手にやられてしまった」と振り返る。
 プレーオフで鍵となってきたパワープレー(PP)。HLアニャンはこの試合で2度のPPで得点を挙げたが、REHは機会を生かせなかった。「ビッグゲームのプレッシャーで大事にいき過ぎた部分もある。それでも、選手たちはよくやってくれていた」と話した。
「1年間ありがとうと伝えた。自分の思いを掲げてスタートしたシーズン。みんながついてきてくれていたし、全力で向き合ってくれていた」と感謝した。
 プレーオフ出場はなかったものの現役最後の試合を見守ったベテランGK井上。「力が及ばなかった。選手たちをサポートする中で、本当に頑張ったと思う」とねぎらい、GK成澤には「頼むぞ」と声を掛けたという。「最終戦まで試合をしたいという思いだった。これで(現役生活が)終わったんだなと思った」と言い、プロとして臨んだリーグの終幕のせつなさをかみしめていた。

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