苫小牧 三代目鳥よし ラーメン
豚骨ベースのスープに気配り
2024/3/18配信
苫小牧市勇払の人気ラーメン店ながら2017年11月に閉店した「鳥よし」の味を守ろうと、開業時から麺を卸していた市内有明町の製麺会社「苫食」が同年12月にオープンさせた。
旧店で修業した同社従業員らが腕を振るう。「ラーメン」(790円)の味は豚骨ベースのさっぽり味の1種類で勝負。げんこつ(豚の骨)の血合いを熱湯に漬けて取り除いた後、ずんどうに移して強火で熱し、あく取りを繰り返しながら、臭みや癖を抑えた白濁のスープに仕上げる。店名から連想しそうになるが、鶏ガラは使っていない。灰野清孝店長は「骨の髄が溶け出し過ぎないようにとても気を配っている」と力を込める。
このスープに、塩や自家製ラードなどで薄く味付けして、ほろほろと肉がほどける厚切りチャーシューが載って、特注麺と絡む特別な一杯が完成する。
勇払時代からの常連客という男性(42)は「懐かしくて食べに来る。とても食べやすい味」とスープもしっかり飲み干していた。
各家庭でも「鳥よし」の味が楽しめるように、スープ付きの生麺(2人前)を400円で販売している。
注文時に「民報を見た」と伝えると、31日までラーメン1杯の料金で大盛りサービスが受けられる。
苫小牧市澄川町2の1の10。営業時間は午前11時~午後3時。定休日は年末年始とお盆。電話0144(56)5229。