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アイスホッケー

苫ネクサス、悲願のAプール昇格 女子IH全日本B優勝

2017/3/4配信

 苫小牧市内の女子アイスホッケーチーム「苫小牧ネクサス」がこのほど、栃木県日光市で開かれた第21回全日本選手権大会・Bプールで初優勝を飾り、来季のAプール昇格を決めた。創部から12年、前スポンサーの降板など困難を乗り越えてつかみ取った悲願の栄冠に、発足時からのメンバーの1人でもあるDF細田香奈主将は「全日本まで続けられるか不安の中で、スポンサー、お世話になった方たちに優勝という形で恩返しできてよかった」と感慨を込めた。

 2月24~26日の3日間にわたって行われた全国各地の16チームによるトーナメント。ネクサスは決勝まで順当に勝ち上がり、決勝ではボルテックス札幌を相手に4―1で快勝。ほぼ2セット回しの苦しい台所事情の中で、3日間4試合を戦い抜いた。

 初優勝にメンバーのさまざまな思いが込み上げる。昨年の前回大会も決勝まで進んだが、あと一歩のところで涙をのんだ。「昨年負けた悔しさがあったから1年間、頑張れた」とDFの藤永梢。かつて岩倉ペリグリン(現道路建設ペリグリン)などでプレーした経験を持つが、「Aプールで優勝した時とは違う、うれしさがありますね」と実感を語った。

 「強い人たちとやりたい」と、進学をきっかけに神奈川県から氷都にやって来た高校1年生のDF橋本聖菜は「最初は自分のプレーに自信が持てなかったが、1年間ネクサスでやって積極的に、自信を持ってできるようになった」。他のチームの同年代より出場機会にも恵まれ、「こんなにたくさん試合に出られて、優勝もできた。苫小牧に来てよかった」と笑顔を見せた。

 歓喜の一方で、苦しい時期もあった。シーズン途中で前スポンサーが降板したことにより支援が途中で打ち切りとなり、活動が危ぶまれていた時もあった。その矢先に手を差し伸べたのが、苫小牧市内の不動産業の大東開発だ。負担が大きい遠征費などを中心に金銭面でバックアップを受け、選手たちの環境は整備された。FW相澤映那は「スポンサーに付いてもらった1年でAプール昇格。提供、支えてもらったものは大きい」と感謝を述べ、「自分は活躍できた実感はないけど、チームのみんなの力があっての結果。これだけ確信を持って臨めたのは初めて。ベストFWにも選ばれて自信になった」と話した。

 就任2年目の今村孝一監督は「大東さんがスポンサーに付いてくれて、リンクにも足を運んで応援してくれた。選手たちは勝って恩返しをしようという気持ちが強かったのでは。最後まで走り負けなかった」とたたえる。同社の三浦実社長は「選手が少なく、見ていても大変さが伝わってくる中でよくやった。やるからにはAプールに定着するよう、さらに後進を育てて頑張ってほしい」と今後も支援を続けていく考えだ。

 国内トップチームが集うAプールは、道路建設ペリグリンや西武プリンセスラビッツなど、各チームに日本代表クラスの選手を擁する強豪ばかり。これまでより厳しい戦いになるのは間違いない。細田主将は「1シーズンで降格したら意味がない。今まで以上に頑張っていく」と気持ちを新たにし、相澤は「すぐにBプールに落ちないように、まずはAプール残留。一つでも上位に行けたら」と声を弾ませる。

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