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宿泊業の職訓校開設へ 苫小牧市双葉町の休館中ホテルで営業再開-野口観光

2016/6/7配信

 野口観光グループ(本社登別市、野口秀夫社長)は、宿泊施設で働く人材育成に向けて、苫小牧市双葉町の苫小牧プリンスホテルに全寮制の職業訓練校(2年制)を2018年度に開設する方向で準備に入った。休館中の同ホテルを改修し、寮と研修施設を兼ね合わせたホテルとして営業再開を目指す。

 外国人観光客などの増加により、道内のホテルなどの宿泊施設が不足する事態となっている。ホテルなど観光業界で働く人材も不足しており、北海道観光を推進していく上で観光客の受け皿となる施設の整備や人材の確保が喫緊の課題となっている。

 こうした現状を踏まえて同社は、11年から休館している同ホテル(145室)に、宿泊施設で働く人材を育成する全寮制の職業訓練校を開設する方針。同ホテルを改修して訓練校と寮を設け、ホテルとしての営業再開も目指す。

 訓練校は1学年の定員20~30人とし、語学などの一般教養や観光業の基礎知識、テーブルマナーなどのほか、同社が運営する宿泊施設で実践的な研修も行う。入学金や授業料は無料。自己負担は寮費と食費のみとする考えで、在学中は社員として給料も支給する。卒業後、同社や他社のホテルなどに就職してもらい、北海道観光を支える人材として活躍してもらう。

 同社は準備室を設置し、訓練校開校に向けた認可手続きなど準備を進めるほか、ホテル再開に向けて客室数など営業方針や施設改修についても具体的に検討していく。

 長く休館していた同ホテルの再開への動きに、地域住民の間で期待も高まっている。双葉町町内会の猪股瑞彦会長は「安全面、景観からもこの先、どうなるのか不安だったが、営業再開になれば地域もにぎやかになり、新たな人通りもできるのではないか。双葉町だけでなく、近隣地域の住民も利用していたホテルだけに、早期再開を期待したい」と喜ぶ。

 苫小牧観光協会の藤岡照宏専務理事も「各種大会開催時や合宿などでよく使われていた宿泊施設。営業再開は合宿誘致を進める苫小牧にとって大変ありがたいこと。訓練校では語学を含めた外国人観光客への対応を学べる場にもなってほしい」と望む。

 道内の自治体や観光関連団体でつくる公益社団法人北海道観光振興機構(札幌)も、同社による訓練校開設を歓迎する。同機構人材育成・サービス向上グループ担当の斉藤伸子部長は「宿泊業界は人材確保が難しい状況にある。野口観光の取り組みで、若い人たちが業界にやりがいを見つけ、活躍してもらえれば」と期待を寄せる。

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