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キーホルダーに連絡先 徘徊高齢者の見守りに一役

2015/3/31配信

 認知症や徘徊(はいかい)、散歩中に行方が分からなくなったお年寄りらを、個人情報を外部の人に示すことなく特定できるキーホルダーを苫小牧市東地域包括支援センターと社会福祉法人緑星の里が共同で製作し、地域に住む高齢者やその家族から支持を集めている。500個を作り、配布を開始した2月下旬から1カ月間ですでに同支援センター管轄内で50人が登録した。「地域の安心のために、今後も活動を広げていきたい」と期待を込める。

 キーホルダーは、5年ほど前に東京都大田区の包括支援センターで開発されたことを皮切りに、関東圏を中心に製作している自治体もある。一方、道内では、まだ表立って製作が確認されている自治体はなく、「(道内で)初めての取り組みではないか」と同センターの古川義則センター長。

 地域の高齢者支援に対し、新たに実践的な貢献活動に踏み出したかった同法人とアイデアを具現化したかった同センターの思いが一致し、今年初めに製作を開始した。登録システムを確立した2月に、配布をスタート。キーホルダーは直径5センチ弱で、かばんの持ち手などに付けても邪魔にならない大きさ。登録作業と個人情報の管理は同センターで、実際の製作は同法人が担う。法人の利用者らが、一つ一つ手作業でキーホルダーを完成させている点もポイントだ。

 登録と使用開始までの流れは、申込書に希望者が連絡先など必要事項を記し、同センターでナンバーを登録。担当者がその場でキーホルダーを手渡し、当日から支援の対象となる。個人情報を扱う同支援センターの電話番号と、登録者の番号だけがキーホルダーに印刷されているため、個人情報保護の条件もクリアできた。

 若い世帯が多い印象の東部地区だが、東開町や勇払など高齢化が目立つ地域もある。同法人の尾野聖一理事長は「地域のセーフティーネット作りに、法人のノウハウが提供できないかと考えていた。今後もあらゆる取り組みで協力できれば」と話す。現在は、老人クラブの催事などでも登録を呼び掛けており、新年度以降は、地域の町内会などへの周知も強化するという。

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