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地域の結核医療担い60年 道立苫小牧病院3月末で閉院

2014/3/7配信

 苫小牧市双葉町の道立苫小牧病院が、3月いっぱいで閉院する。患者減少のため。東胆振・日高地域の結核医療拠点として歩んだ60年だった。病院施設の活用については、児童相談所の分室設置の方向で道と苫小牧市が事務レベル協議を進めている。

 1954年、結核病床100床と内科・外科の診療科目を持つ道立苫小牧療養所として開設した。結核による死亡者が国内で年間10万人を超えていた時代。国民の死亡原因の第1位でもあった。57年に結核病床を150に増床。1日当たりの平均入院患者が148.6人に達した(68年)こともあった。

 その後、医療の発達で結核患者は急減。苫小牧病院も平成に入ってから入院患者の減り幅が大きくなり、12年度は1日当たり3.6人だった。これに伴い、単年度の収支不足額も6億円を超え、道は昨年2月に閉鎖方針を示した。

 現在、同院の利用者は、慢性的な呼吸器疾患などを抱える外来患者が中心で、1日平均45人、年間3000人ほどという。昨年10月からは新規の患者診療を停止している。

 東胆振・日高圏域での今後の結核医療は、確定診断を苫小牧市立病院と王子総合病院で行い、入院の必要な患者は札幌と室蘭の3医療機関が受け入れることになる。道立苫小牧病院の医療スタッフのうち看護師は、苫小牧市立病院へ8人が移籍を決めるなど、地元を中心に再就職が進んでいる。

 今後注目されるのが跡利用。道は「保健医療福祉分野での活用が望ましい」との認識を示し、苫小牧市に打診している。市は昨年11月、児童相談所の分室設置と、老朽化が進む市心身障害者福祉センターの移転活用を要望した。この案をベースに、道と市は改修費用の分担など具体的な協議を進めている。

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