9

16(月)

胆振の
明日の天気

晴れ

25 / 18

主要

厚真や白老で避難所開設 一時冠水や停電も、交通網にも乱れ-台風10号で胆振日高

2019/8/17配信

 台風10号の道内接近に伴い胆振、日高地方は16日午後から17日未明にかけて強い風雨に見舞われた。胆振東部地震で大きな被害が出た厚真町では、土砂災害への警戒から2施設を避難所として開放し最大で10世帯20人が避難。白老町でも町内6カ所に避難所が開設され最大10人が自主避難するなど、町職員らが対応に追われた。

 室蘭地方気象台によると、台風10号は16日午後、津軽海峡西部の日本海海上を北東に進み、道内全域で強い風が吹いた。同日午後9時には前線を伴う温帯低気圧に変わったが各地に大雨をもたらした。

 同日の最大瞬間風速はむかわ町鵡川で20・6メートル、えりも岬で20・5メートル、日高町日高門別で20・3メートル、厚真町で20メートル、苫小牧市で19・7メートルを記録。

 17日午前9時までの24時間降水量は浦河町中杵臼147・5ミリ、白老町森野137・5ミリ、登別市カルルス135ミリ、登別市登別125ミリ。苫小牧市は56ミリだった。

 17日未明に洪水警報が出された厚真町では胆振東部地震後地盤が緩んでおり、大雨による土砂災害などの危険があるとし、16日午後5時に町が災害対策本部を立ち上げた。町道桜丘幌里線、モベツ沢線の一部などを車両通行止めにし、土砂災害に関する警戒レベル3「避難準備・高齢者等避難開始」を発令。17地区の住民に町総合福祉センターと上厚真地区の厚南会館を避難所として開放した。同本部は17日午前7時に解散した。

 白老町は16日午前11時10分に警戒本部を立ち上げ、職員が情報収集に当たった。午後3時には白老コミセンや北吉原ふれあいプラザなど6カ所に避難所を開設。雨の強まりで午後8時57分、若草町など一部地区の402世帯702人を対象に「避難準備情報」を出した。大雨の影響で、社台駅前通りやポロト公園線など町道3カ所が一時冠水し、関係者がポンプで排水する作業に追われた。17日午前6時すぎから最大50分程度、竹浦地区の140戸で停電が発生。北電が復旧作業に当たった。風に飛ばされた木の枝が電線に引っ掛かったことが原因とみられる。町は午前7時に警戒本部体制を解除した。

 このほか、むかわ町では、道の駅四季の館に町民5人が自主避難。16日午後2時すぎ、強風で住宅のトタン屋根の一部が剥がれたがけが人はなかった。

 苫小牧市では今年初めての大雨警報が発表されたが、目立った被害はなかった。

 室蘭建設管理部苫小牧出張所は16日、道道樽前錦岡線の丸山ゲートから錦岡ゲートまでの15・8キロ区間の上下線を倒木の恐れがあるとして通行止めにした。

 交通網も乱れた。JR北海道は16日、室蘭線や函館線などの計124本を運休。17日も特急を含む計101本の運休を決めている。

 太平洋フェリーは、名古屋発苫小牧行き、新日本海フェリーは苫小牧発敦賀行きの16日夜便をそれぞれ欠航。新日本海フェリーは同日夜の苫小牧発秋田・新潟行きと、17日夜の新潟発秋田・苫小牧行きの到着がそれぞれ大幅に遅れる見通し。

 国土交通省新千歳空港事務所によると、新千歳空港は16日、関西や中部、中国方面を中心に発着予定の計14便が欠航。17日は通常通りのダイヤとなっている。

 18日の日胆地方の天気は、晴れ時々曇りの予報。低気圧を含む気圧の谷の中に入り天候は安定しないが、次第に高気圧が張り出して晴れる見込み。

週間ランキング

集計期間 09/09〜09/16

お知らせ

受付

苫小牧民報社から