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婚活支援活動、着実に成果 民間と連携、人口減少の抑制目指す-苫小牧市

2019/6/28配信

 苫小牧市内で民間企業や団体が進めている婚活支援活動が着実に実績を上げている。苫小牧商工会議所の婚活パーティーや苫小牧信用金庫の結婚相談所を通じて複数のカップルが成立し、結婚につながったケースも数多い。人口減少時代を迎え、人手不足や経済およびコミュニティーの衰退などが懸念される中、地道に地域を支える活動が注目されている。

 苫小牧商工会議所は2012年から年1回のペースで婚活パーティーを開催。これまでに延べ420人の男女が参加し、37組のカップルが誕生した。同事業を手掛けてから7年が経過するが、「結婚しました」と報告に訪れる人たちもいるという。

 パーティーでは参加者が異性全員と一人ずつ自己紹介。その後、自由に会話を楽しみながら相性の合う人とカップリングを行う。商議所側も開催するたびに「参加人数を調整したり、2人で話し合う時間を増やしたりするなど工夫を重ねてきた」といい、会場の様子を見ながら改善を進めてきた。参加者は30代が多く、「出会いの場を望む声が大きい。今年も開催できないか検討している」と説明する。

 15年には苫小牧市と婚活支援事業に関する連携協定も締結。行政と協力しながら人口減少に歯止めをかける取り組みを進める。

 苫小牧信用金庫は、13年6月に当時の道内金融機関としては初めて会員登録制の結婚相談所「Love Love Bridal(ラブラブブライダル)」を開設。真剣に結婚を考える男女を対象に事業をスタートした。希望条件を踏まえて担当者が会員の中から紹介。初回のみ同金庫本店で出会う機会を設け、交際から3カ月後に結婚の意思があるかどうかを判断してもらうという仕組みだ。

 会員数は5月末現在で570人(男性274人、女性296人)。結婚したカップルは48組に上り、現在も14組が交際中だ。男女とも30代から40代の会員が目立つといい、「今後は独身者の多い企業と会員が顔合わせする機会を設ける仕組みも考えたい」と担当者は語る。

 苫小牧市によると、市内の婚姻数は減少傾向で推移し、直近の18年は828件。過去10年間の出生率も13年のみ微増で、それ以外は0・03~0・58ポイントの落ち込みだ。

 地域経済の衰退やコミュニティーの希薄化に直結する深刻な人口減少に歯止めをかけようという民間の動きに対し、市は「それぞれの思いでまちを良くしていこうという取り組みは大歓迎。行政としてもできることを進めていきたい」と話している。

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