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世界で急成長eスポーツ 苫小牧でも関心高まる

2019/6/6配信

 対戦型コンピューターゲームを競技として捉えるeスポーツの注目が徐々に高まっている。苫小牧では4月に初の大会が開かれ、企業による異業種参入の動きもある。道内各地で業界団体の立ち上げ構想が浮上。世界各地で大規模な大会が開かれ、日本でも市場規模の拡大が期待される。業界団体はさらなる理解浸透に向けてPRを強化する考えだ。

 eスポーツは「エレクトロニック・スポーツ」の略語。複数のプレーヤーがルールに基づきゲームで対戦するもので、世界の競技人口は1億人超という急成長の真っただ中にある新しいジャンルのスポーツだ。米国ではすでに認知が広がり、韓国や中国でも急速に市場が発展。五輪の正式種目化も検討されるなど話題を集める。

 苫小牧でも注目されはじめ、今年4月には市内柳町のディノスパーク苫小牧店がeスポーツ大会を初めて開催。選手8人が大型画面に映し出されたパズルゲームで対戦した。会場も盛り上がり、堀江幸弘支配人は「この競技はさらに普及する。苫小牧でも大会などを継続していきたい」と市場拡大に期待を寄せる。

 市内澄川町のカラオケゆめっくす苫小牧店(澄川町)は7月から店内にeスポーツゾーンを設ける。若い世代をターゲットに高性能パソコンを6台設置。インターネット上で支援金を募るクラウドファンディングを活用しながら開設準備を進めているという。

 運営会社の長谷川光城社長は異業種参入を検討する中でeスポーツに着目。さまざまな関係者から情報を収集し、「将来性の高さを評価して参入を決めた」と話す。

 注目を集めるeスポーツだが、国内ではまだ「コンピューターゲームは遊び」という認識が強く、大会でも高額賞金の設定は法律上難しい。また、地方都市はプレーヤーが少なく、苫小牧で開かれた4月の大会も開催当日に参加を募って成立した背景がある。

 札幌の北海道eスポーツ協会は「スポーツかどうかという議論はあるが、ルールに基づく競技として捉えている」と位置付けを説明。「潜在的な需要は大きい。幅広く理解されるよう活動したい」と話す。

 道内では札幌を中心に浸透しており、旭川市や帯広市、北斗市で団体設立の動きもある。札幌の北海道eスポーツ連合は「他団体と情報交換を行い、業界の発展に力を入れたい」と意欲的で、苫小牧のeスポーツ普及の追い風にもなりそうだ。

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