3

19(火)

胆振の
明日の天気

曇り時々晴れ

12 / 1

主要

年度末で引っ越しピーク 人手不足や大手の受注停止で混雑

2019/3/12配信

 人事異動や進学、就職のシーズンを迎え、苫小牧市内でも3月下旬から4月上旬にかけて、業者への引っ越し依頼がピークを迎える。今年は慢性的な人手不足に加え、不祥事を起こした大手業者が引っ越しの引き受けを停止。例年以上に予約が集中し、希望日の依頼に対応できないケースも多くなると予想され、各社は早めの予約や引っ越し時期の分散などを呼び掛けている。

 国土交通省自動車局貨物課によると、トラックドライバーの有効求人倍率は直近の1月末時点で3・03倍と、全国的に人手不足。今年は引っ越し料金を過大請求していたヤマトホールディングス(HD)の子会社が受注を停止しており、業界内で「他社への負担が高まっている」との声も上がる中、同課は業者の繁忙緩和のため、ホームページに「引っ越し時期の分散に向けたお願い」を掲載している。

 全日本トラック協会(東京)によると、今年の混雑は16日から4月7日ごろまでと、4月末までの土、日。特に23日から4月7日までがピークと予想する。同協会は2013年ごろから、「引越混雑予想カレンダー」を作成。業者に対し、見積もりなどの際、引っ越し予定者に配るよう呼び掛けている。

 大手のアートコーポレーション(大阪)は、苫小牧支店(新開町)の繁忙期は21日から4月7日ごろまでとみており、1日当たり件数はピーク時で昨年より微増の30件弱に上ると予想する。同社の担当者は「3月下旬はすでに予約がいっぱいの日もある。日程や荷量、輸送距離などの条件によってはすでに引き受けられない状況」と言う。

 白老町からえりも町までの日胆地区を担当する赤帽北海道軽自動車運送協同組合苫小牧支部(新富町)には、11日までに約80件の予約が寄せられたが、25日から4月7日までに集中。今年は特にメールでの問い合わせや見積もり依頼が目立ついう。佐々木直人支部長は「少人数で対応しており、電話で時期をずらしてもらえないかお願いしている」と話す。

 トマト引越便を展開する萠運輸(拓勇西町)も25日から本格化に忙しくなると予想。地元や近郊の学生アルバイトを雇い、人員確保に努める。同社は「荷量や行き先が決まったら早めの予約、見積もりを」と訴える。

 胆振地区を管轄する室蘭地区トラック協会の担当者は「年度末に異動や進学、就職などによる引っ越しの需要が集中しており、通常の時期の2~3倍の忙しさ」と強調。「慢性的な人手不足と相まって対応が追い付かず悪循環に陥っている」と頭を抱える。

 ヤマトHDの引っ越し子会社が引き受けを停止していることについても「他事業者への影響は少なからずある」とみている。

週間ランキング

集計期間 03/12〜03/19

お知らせ

受付

苫小牧民報社から