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米ハードロック、苫小牧進出に意欲 IRで最大5000人雇用

2019/1/10配信

 「ハードロック」ブランドでホテルやカジノなどを展開する米娯楽企業ハードロック・インターナショナル(フロリダ州)のエドワード・トレーシー日本法人最高経営責任者(CEO)は9日、札幌市でインタビューに応じた。カジノを含む統合型リゾート(IR)の苫小牧市への進出に意欲を示した。最大5000人規模の雇用機会創出につながると述べた。

 同社は9、10日に札幌市で開催された第1回北海道IRショーケースに出展した。

 トレーシー氏は「いろんなメリットを持って来られる場所として苫小牧市を選んだ。計画している規模の施設だと、3500人から5000人くらいの雇用を生むことは確実だ」と強調した。苫小牧市は国際空港である新千歳空港に近く、高速道路網も整備されている。同社は月内にも同市に現地事務所を設置。約10人のスタッフが常駐して、情報収集などに当たる。

 ギャンブル依存症への対策に関しては「スタッフ全員に、客に依存症の兆候があると認識すれば、ストップを掛けるトレーニングをさせている」と説明。「(他国の施設では)IR全体の敷地の中でカジノが占めている敷地は約3%。ミュージカルやライブコンサートなどエンターテインメントはたくさんあり、カジノを利用する客はわずかだ」と、懸念の払拭(ふっしょく)に努めた。

 同社は世界70カ国以上で飲食店やホテルなどを展開。日本では1983年に進出し、「ハードロック・カフェ」を6店舗運営している。

 IRはカジノのほか、ノンゲーミング施設と呼ばれるMICE(マイス=国際会議場や展示場など)、エンターテインメント施設、ホテルやレストラン、ショッピングモールなどが一体となった特定複合観光施設。国内では2016年12月にIR推進法、18年7月にIR実施法が成立。国は当面、最大3カ所に設置する方向で、今年夏ごろに具体的な施設規模などを盛り込んだ基本方針を公表。その後、都道府県単位の自治体から申請を受け、整備地の選定作業に入る。決定時期は未定だが、開業は20年代半ばになる見通し。北海道では苫小牧市、釧路市、後志管内留寿都村が誘致を表明。道は昨年11月の道議会で、新千歳空港に近い利点などから苫小牧市を優先候補地とする考えを示した。

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