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北海道胆振東部地震

日高線の苫小牧―鵡川間、年内復旧へ 日高7町長会議で意向示す-JR北海道

2018/9/22配信

 6日未明の胆振東部地震で線路が被災し、不通となったJR日高線苫小牧―鵡川間(30・5キロ)について、21日に新ひだか町で開かれた日高管内自治体の臨時町長会議で、JR北海道が年内にも復旧させる意向を示した。これまで復旧の見通しが立っていなかったが、被災状況などを詳しく調べている鉄道総合技術研究所(東京)の調査結果を踏まえ、早期に耐震補強を含む修復工事を進める。

 日高線をめぐる会合には日高町、平取町、新冠町、新ひだか町、浦河町、様似町、えりも町の町長やJR北の綿貫泰之常務らが出席した。

 この中でJR側は、地震による運行停止で通学、通院などの利用者が不便を強いられている苫小牧―鵡川間の被災状況について説明。地震の震源地に近い厚真川橋梁(きょうりょう)=全長255・3メートル=の橋桁が最大27センチずれるなど「3カ所で損傷を確認した」と述べた。綿貫常務は、今月中にもまとまる鉄道総研の調査結果を踏まえて復旧方法、補強の規模などを検討するとした上で「橋桁ずれの修復工事には少なくとも1~2カ月が必要となるが、時間をかけるつもりはない」とした。

 高波被害で2015年1月から不通が続く鵡川―様似間(116キロ)に関してJR側は、廃線・バス転換の方針を改めて強調。バスに転換した場合、各町の負担分を運行開始後18年間支援し、鉄道用地や施設を無償譲渡するなどの支援策を説明した。

 一方、高波で被災していない鵡川―日高門別間の運行再開案について沿線自治体が検討しているが、JR側は再開の場合、信号システムの切り替えに6000万円、同区間の年間維持費に約3億2000万円掛かると試算。再開には沿線自治体の一定の負担が必要とした。

 会合後、出席した町長からは「今までと同じ返事ばかり」「鵡川―日高門別間を維持しようとする気がない」などJR北の姿勢を批判する声が上がった。日高町村会の坂下一幸会長(様似町長)は「大きな進展はなかったが、各町で議論を続けたい」と話した。

 日高管内7町は鵡川―様似間の不通後、JR北を交えて路線に関する議論を続け、同区間の方向性について▽鉄路の全線復旧▽鵡川―日高門別間を復旧し、残り区間をバス転換▽全線バス転換―の3案の中から1案に絞り込む方針を決めた。次回の会合は10月に予定し、11月をめどに方向性をまとめる考えだ。

 経営難のJR北を支援するため国土交通省は2019年度と20年度の2年間、JR単独維持困難13線区のうち、輸送密度(1キロ当たりの1日の輸送人員)が200人以上2000人未満の8線区を対象に支援する方針。しかし、日高線鵡川―様似間など5線区は対象外となっている。

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