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観光研修センター建設断念 白老駅北観光商業ゾーンの中核

2018/6/22配信

 白老町は、JR白老駅の駅北観光商業ゾーン整備計画で中核施設に位置付けていた「地域文化・観光研修センター(仮称)」の建設を断念した。21日の町議会特別委員会で明らかにした。2020年春の民族共生象徴空間開設前にオープンを目指していたが、事業費確保の難しさなどの点から建設計画を取りやめた。一方、センターに盛り込んでいた観光情報発信や物販の機能は必要とし、駅北ゾーンに民間が整備するホテルなどの施設の中に設ける案を含め、今後の方向性について検討。8月にまとめるゾーン全体の整備計画案で具体策を示す方針だ。

 同日の町議会特別委で町は、建設の財源確保策としていた国の交付金申請を見送ったことを報告。岩城達己副町長は「申請を見送るに当たり研修センター施設を整備しないと判断した。ただ、(観光情報発信の)インフォメーション機能は必要。民間企業とも協議し、どのような方法で設置するのがいいのか検討したい」と説明。当初計画のセンター建設を断念する考えを示した。

 質疑で町は、センターの機能に盛り込んでいた「本町に伝わるアイヌ文化の活動拠点およびインフォメーション・物販機能」のうち、交付金申請の要件となっていた研修機能を断念し、インフォメーションと物販機能のみを整備するとした。

 町内の民間事業者が駅北ゾーンでホテルとカフェベーカリーの開設を考えていることから、「民間の施設の中にインフォメーションや物販を合わせて整備してもらうことや、合築の可能性についても民間と協議し、インフォメーション、物販をどのような形で具現化できるのか検討したい」と説明した。

 センターに関しては、象徴空間周辺整備の一環とする駅北ゾーン整備の中核施設として、町が2月に約4億1000万円を投じて建設する計画を公表。3月議会で補正予算を提案する予定だったが、維持管理費などの精査が不十分として提案を見送った。さらに建設の財源確保で予定していた国の交付金申請についても、「事業規模や財源見通しなどが精査できない」として取り下げた。

 町は8月に公表する駅北ゾーン全体の整備計画案の中で、観光情報発信と物販機能の具体策を示す考え。しかし、中核施設の建設断念で駅北ゾーン整備計画全体の大幅な見直しも余儀なくされる見通しだ。

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