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新千歳空港駅、路線見直し検討 苫小牧・道東とのアクセス向上-JR北海道

2018/5/3配信

 経営改善に取り組むJR北海道が増収策の一つとして、新千歳空港駅周辺路線の見直しを検討していることが、国土交通省などへの取材で分かった。同駅から苫小牧方向へ直結させる路線の整備のほか、同駅と石勝線を接続させる構想。JR北海道は具体的な内容を明らかにしていないが、実現すれば新千歳空港と苫小牧、道東方面を結ぶアクセスが飛躍的に向上する。最大の課題は事業費だが、国交省は「JR北海道が実施するならば国も協力することになる」と支援に前向きな姿勢を示している。

 国交省は、路線見直しの構想について「JR北海道の経営改善に向けた協議の中でJR側から出てきた」と説明する。

 関係者によると、構想は▽千歳線の支線となっている南千歳駅―新千歳空港駅(単線、2・6キロ)間を千歳線の本線に変え、さらに新千歳空港駅と苫小牧方面をつなぐ線路を整備する▽石勝線の接続駅を現在の南千歳駅から新千歳空港駅へ変更―といった内容という。

 新千歳空港からJRの鉄路で移動する場合、札幌方面については直通の快速エアポートがあるが、苫小牧方面や道東方面は南千歳駅で乗り換える必要がある。構想が実現すれば、南千歳駅での乗り換えが不要となり、増加する訪日外国人観光客など空港利用者の利便性が飛躍的に向上。経営再建に取り組むJR北海道にとって、効果的な増収策の一つにもなりそうだ。

 国交省はこの構想に対し、空港周辺の交通環境の改善につながると評価する。一方、現在地下にある新千歳空港駅から道東や苫小牧方面へ線路を延伸する場合、広い範囲で線路敷設のトンネル掘削工事が必要となるため「投資分を回収できるかなど費用対効果を検証する必要がある」と話す。

 さらに経営難のJR北海道単独の整備事業は困難なため、「道など自治体の支援も含めた話し合いが必要になる」としている。

 今回の構想について、新千歳空港とのアクセス向上を国や道へ長年要望してきた苫小牧市は「実現に向かえば喜ばしいことだ」と強く期待。大型連休明け以降、関係機関に問い合わせるなど情報収集を進めるとした。

 JR北海道広報は取材に対し「現段階で発表できるものはない」としている。

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