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緑跨線橋通行止めで交通量激減、逆境に負けず集客へ 昭和通商店街、店舗案内のリーフレット作成

2018/2/6配信

 苫小牧市双葉町と音羽町をエリアとした昭和通り商店街振興組合(小亀勲理事長)は、集客を目指した商店街案内マップ付きのリーフレットを初めて作った。昨年12月からの緑跨(こ)線橋の通行止めにより、商店街通りを走る車の通行量が落ち込んだ他、客足が鈍るなど影響を受ける店も出始めている中、対策の一環で製作した。一部店舗ではリーフレットと絡めたサービスも導入。約2年間にわたる長期通行止めの影響を少しでも緩和しようという同組合の試みが始まった。

 同組合は1963年、「緑町2区商店会」の名で20店程度の親睦団体として発足。78年に法人化し、今の名称となった。市道緑町2条通線をはさむ音羽町と双葉町で営む飲食店や菓子店、精肉店、家具店、学習塾、病院など41店・施設で構成している。

 今年は法人化から40周年の記念の年に当たるが、商店街は厳しい環境にさらされている。商店街近くにある緑跨線橋が架け替え工事によって昨年12月4日から約2年間の全面通行止めになったためだ。緑跨線橋は1日に約2万2000台(室蘭開発建設部の2015年度調査)が通る市内中心部の交通の要衝。音羽町で約50年にわたって家具店を営んできた小亀理事長は「通行止めで商店街通りの交通量は半減した印象。多くの店から影響を受けている状況を聞いている」と言う。音羽町でスナックを経営する女性(60)は「常連客を電話で店へ誘っても、タクシーが遠回りになったからと、断られることが増えた」と残念がる。

 こうした実態の中、同組合は40周年記念事業の位置付けで、逆境に対処する商店街の活性化策を推進する方針。まずは各個店の情報を盛り込んだリーフレットを1月末に完成させた。音羽、双葉町のマップに加盟店の位置を示し、写真とPR文を掲載。緑跨線橋の迂回(うかい)路も紹介した。

 一部の店舗では、リーフレットの持参でサービスを提供。双葉町の美容室ラ・プリマヴェーレは新規客の料金を10%引きにし、音羽町の「スナックムーラン・ドール」と「ぱぶむ~んらいと」の2店ではビール1杯を提供するといった内容だ。

 2000部を印刷し、今年4月に「新苫小牧プリンスホテル和」の名で双葉町で営業を再開するホテルを含めた加盟店で配る他、タクシー会社や市役所などにも今後、配布協力を依頼する予定だ。

 同組合はかつて生鮮食品を扱うスーパーをはじめ、多彩な業種の店が加盟し、80年代には70店ほどに上った。しかし、中心部や郊外への大型店の進出など商環境の変化により一時は40店を割った。今春のホテルの営業再開に加え、20年度中に開設予定の道央道苫小牧中央インターチェンジ(仮称)への期待も大きいという小亀理事長は「厳しい状況からか、店同士の結束が以前より高まっており、加盟店も少しずつ増えている。今が正念場。知恵を絞って地域の活性化を図りたい」と意気込む。

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