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苫小牧市立病院でシステムに障害 電子カルテ利用できず一時休診

2018/1/12配信

 苫小牧市立病院で12日朝、システム障害が起き、患者の診療情報などをデータ管理する電子カルテが利用できなくなるトラブルが発生した。同病院は急きょ通常外来診療を休診し、救急車による救急搬送の受け入れも一時休止した。他の医療機器は通常通り利用できたため、手術や人工透析などには影響はなく、正午にはシステムが復旧。午後から外来診療を再開した。
 
 同病院によると、同日朝、院内のほぼすべての電子カルテにエラーが発生。入出力も不安定な状況になったという。このため、休診の措置を取り、診察開始の午前9時前から職員が手分けして来院した外来患者に直接状況を説明した他、院内放送でも周知。一部患者には電話で連絡した。院内には「<休診のお知らせ> システムに不具合が生じ、通常外来診療ができなくなりました」などと記した貼り紙も掲示した。
 
 電子カルテには、患者の病歴などの情報も記載されているため、患者の受け付けは万全を期して緊急性の高い患者以外、必要最小限に抑えたという。診療できなかった患者に対しては、診療日を後日に変更してもらうよう理解を求めた。救急搬送については他の医療機関の協力を得て受け入れを一時休止した。同病院によると、外来患者は1日700~800人おり、システム障害に伴う休診措置により、多数の患者に影響をもたらしたとみられる。
 
 循環器内科を受診するため朝に来院し、今回の事態を知ったという厚真町の西舘和子さん(84)は「こんなことは初めての経験で、事前に休診が分かっていれば来なかったのに。電話で別の日に予約できると聞いたので、きょうは帰る」と病院を後にした。
 
 正午には復旧し、午後から診療を通常通り再開。現在、システム障害の原因を調査している。
 
 電子カルテは、同病院が現在地に移転した2006年10月以降に導入。システム更新や小まめなメンテナンスを行い、これまで大きなトラブルは無かった。同病院事務部の佐々木薫次長は「これほど診療に影響が出たのは初めて。患者さまにはご迷惑をお掛けした。今回の事態を検証し、今後にしっかり生かしていきたい」と話している。

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