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議長選出、与党系会派にしこり 緑風から2人離脱、7会派に-苫小牧市議会

2017/5/17配信

 苫小牧市議会は16日の臨時議会で、第36代議長に自民党系最大会派・緑風の木村司氏(58)と、第38代副議長に中間会派・改革フォーラムの松井雅宏氏(57)を選出した他、監査委員に共産党の渡辺満氏(63)を推す選任案に同意、3役が正式に決まった。今回の議長ポストをめぐっては、候補者選びの過程で岩倉博文市政を支える緑風が、同じく与党系の会派市民や公明党と分裂。緑風から離脱した2人が新会派を立ち上げるなど波乱の情勢となり、与党系各会派にしこりを残す結果に。今後の市議会の勢力図も変わっていきそうだ。

 市議会は慣例で議長の任期を前期、後期の2年に分けている。緑風のある議員は「最大会派として連続4回議長ポストを逃してきたので、何としても今回は取りたかった」と打ち明ける。緑風は、当選3回の木村氏の擁立を固め、公明や会派市民との調整に入ったが難航。結局、緑風はそのまま木村氏で推し通し、これに共産と民進党・市民連合が支持する展開となった。

 野党系と手を組むといった状況に、自民党苫小牧支部幹事長も務める金沢俊氏(42)が不満を抱いて緑風を15日に離脱し、会派市民へくら替えした。同会派は議長選に金沢氏を擁立、公明と改革フォーラムの支持を取り付けた。

 候補者2人が出そろい、市議会は16日に再開した臨時議会で議長選を実施。無記名投票の結果、緑風サイドで造反もあって木村氏、金沢氏は共に13対13の同数に。異例のくじ引きとなり、木村氏が緑風として8年ぶりの議長ポストを獲得した。

 くじ引きによる議長選出は、市議会事務局が記録で確認できる1989年以降で初めての事態となった。

 選挙後、金沢氏はわずか1日で会派市民を離れ、今回、緑風を離脱した宇多春美氏(59)と共に新会派「陽春」を結成した。議長選で宇多氏も野党との共闘を拒み、造反したとみられる。

 副議長ポストについては全会派一致で松井氏を選出。監査委員ポストでは、公明と共産がそれぞれ候補を出す意向を示したが、調整を経て渡辺氏に決まった。

 監査委員ポストの調整で、緑風は、議長選びで木村氏支援に回った共産党の候補を推す態度を示したため、緑風、公明の間にしこりが残りそうだ。

 副議長の松井氏は前監査委員で釧路管内鶴居村出身、苫小牧南高卒、4期目。監査委員の渡辺氏は稚内市出身、工学院大卒、7期目。

 新会派構成は次の通り。

 緑風5人、公明党5人、共産党4人、民進党・市民連合4人、改革フォーラム4人、会派市民2人、陽春2人。

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