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人手不足に悲鳴 転勤シーズンで引っ越し業者繁忙期

2017/3/18配信

 春の転勤シーズンを迎え、苫小牧市内の引っ越し会社も20日から年間で最大の繁忙期に入る。各社は人員を増強し、仕事量の拡大に対応したい考えだが、十分な人手を確保できずに頭を抱える。今後、駆け込み需要も予想される中、混雑時期の引っ越しをできるだけ避けるよう呼び掛けるなどし、急場をしのぐ。

 3月は企業や官公庁の転勤、進学に伴う引っ越し依頼が急増するため、運送業者にとっては年間最大の書き入れ時。市内では今月下旬から4月上旬までが引っ越しのピークとなる見通し。

 アート引越センター苫小牧支店(新開町)では、例年この時期に1日20~30件の引っ越し作業をこなす。客の要望に応じて行っている家具の清掃サービスも人気で、申し込みの電話は後を絶たない。20日から4月10日までの予約はすでにいっぱいだ。

 同支店の担当者は「人員確保に苦戦している。時間外労働の制限など社員の労務管理を徹底していることもあり、全ての依頼への対応は困難」と指摘。「アルバイトも随時募集しているがなかなか集まらない」と言う。

 萠運輸(拓勇西町)も24日から4月5日までに、引っ越し予約が集中。単身世帯でも1チーム3~4人で1時間ほどかかり、料金も閑散期より2割ほど高くなっているが、作業依頼は殺到している。数年前までは3月限定で、1日4人ほどのアルバイトスタッフを確保していたが、担当者は「今年はほとんど集まっていない」とため息。「たくさん依頼が入っても、一部しかこなせていない」と打ち明ける。

 山田運送苫小牧営業所(拓勇西町)は繁忙期も料金を値上げしないことから、転勤族の公務員のリピーターが多く、今年も20日から4月10日まで作業スケジュールはびっしり。仕事依頼の電話は入り続けているが、これ以上の仕事をこなすのに必要な人手を確保できていない。担当者は「受注を拡大したいが、1日1件ほどをこなすのが精いっぱい」と悲鳴を上げる。

 各社は限られた人員でも効率的に業務をこなせるチーム編成にしたり、可能な限り混雑時期を避けるよう求めるなどし、繁忙期を乗り切りたい考えだ。

 転勤シーズンの引っ越し予約が難しくなっている背景には、人手不足のほか、労働環境改善へ長時間労働の見直しなどを進め、市内から撤退する事業者が出てきている影響もあると業界関係者は指摘する。

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