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北海道胆振東部地震

町民生活まひ 議会や催し物は延期や中止に-白老

2018/9/8配信

 6日未明に胆振地方中東部を震源に発生した大地震は、白老町にも大きな影響をもたらした。停電により同日夜、町内全域は暗闇に包まれた。けが人や家屋倒壊などの大きな被害はなかったものの、停電で町民生活はまひ。スーパーには水や電池、食料品を求める買い物客が殺到したほか、町が同日午後に開設した携帯電話の充電窓口には町民が長蛇の列をつくった。避難所では食育防災センターで調理した食事が提供されるなど、混乱が続いている。

 地震発生直後の6日午前3時20分に町は災害対策本部を設置。停電により役場庁舎は発電機で電力を確保し、招集された職員らが情報収集に追われた。夜明けとともに、情報が続々と寄せられたほか、職員らが道路や橋梁(きょうりょう)などパトロールを実施。家屋倒壊やけが人の報告はなく、道路や河川、橋梁などの被害もなかった。

 ただ、停電で町民生活は混乱。コンビニエンスストアやスーパーには、余震に備えて水や電池、食料品を買おうと買い物客が開店前から殺到。長蛇の列ができた。また、多くのガソリンスタンドが臨時休業する中、営業を続けた一部スタンドには、避難時に備えて給油を求めるドライバーが長い車列をつくり、町内中心部には異様な光景が広がった。

 避難所は町内8カ所に開設。停電で同日夜には高齢者や子ども連れの家族などが身を寄せ、食育防災センターからご飯と豚汁の食事が提供された。3歳の長男と5カ月の長女の手を引いて白老コミュニティセンターに身を寄せた小場佐幸音さん(30)は「海側に住んでいるので津波が怖かった。夫は仕事で不在だし、子どもも小さいので、同じアパートの知人と共に避難してきた」と話した。7日午前7時点で避難所には68人が避難。電力の復旧で8日午前8時半に全ての避難所は閉鎖された。

 また、町民から問い合わせの多かった携帯電話の充電に対応するため、町は6日午後に町役場と消防本部のある建物を臨時開放。役場庁舎では電力を求めて一時、100人を超える町民が殺到した。7日は4カ所の避難所で携帯電話の充電を受け付けた。

 地震発生で、町は7日に予定していた定例記者会見、町議会議案説明会をいずれも10日に延期。また11日から始まる予定だった町議会定例会9月会議一般質問も12日からに延期した。

 8日に町内で計画されていた催しも中止になった。竹浦の飛生アートコミュニティーで8、9の両日に開催される予定だったTOBIU CAMP2018、16日までの飛生芸術祭は中止となった。7~9日にしらおい創造空間「蔵」で開催予定だった紙フェスティバル2018白老会場も中止が決定した。

 6日午後11時すぎに町内中心部を中心に一部地区では電力が復旧したものの、竹浦、北吉原、萩野、白老の一部エリアの電力復旧のめどは立っていないため、町は引き続き、情報収集と併せて避難所の対応などに当たることとしている。

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