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白老・胆振東部・日高

コタンの樹木を解説 伝承者担い手4人が講師-白老・アイヌ民族博物館

2018/1/11配信

 白老町のアイヌ民族博物館で8日、コタンの樹木案内が行われた。今回は、伝承者育成事業受講生の担い手4人が講師を務め、敷地内の樹木5種類を案内しながら、アイヌ文化との関わりや伝説、効能や特徴などを紹介。参加者たちは、担い手の熱心な解説に耳を傾けていた。

 2016年より同博物館職員が来館者とともに約30分かけて、敷地内の樹木を回りながら、アイヌ民族と樹木の関わりや樹木の特徴、利用方法などを紹介している。今回は、担い手4人が講師を務め、参加者たちを案内した。

 イタヤカエデ、ツルウメモドキ、イチイ、カツラ、ノリウツギの5本の樹木を取り上げ、それぞれが事前に調べてきた樹木の特徴やアイヌ民族との関わり、利用方法などを紹介した。イタヤカエデはトペニ(乳汁の木)と呼ばれ、甘い樹液が出ることや木質が堅いので山刀やおのの柄などに使われ、現在はボウリングのピンなどに利用されていることを解説。ツルウメモドキはござ編みなどの繊維として使われていること、イチイは別名オンコとして広く知られており、雄と雌の木で特徴が異なることなど、担い手たちが1カ月ほど前から調べてきた事柄を分かりやすく紹介した。

 トップバッターで案内役を務めた早坂駿さん(27)は「事前に3回もリハーサルしたけど緊張しました。自分が分かっていてもそれを分かりやすく人に伝えることは本当に難しいと感じました」と案内を終えてほっとした表情で話した。

 伊達市から参加した大村達也さん(58)は「担い手さんたちが緊張しているのがひしひしと伝わったけど、とても分かりやすく伝えてくれた。こうやって伝承者として力を付けていくんですね」と担い手たちの奮闘に目を細めた。また「アイヌ文化に興味があって山歩きもするようになり、ここでも多くのことを教えてもらっている。これからもこうしたイベントを継続してもらいたい」と話していた。

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