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入館者、貸し出しとも微増 2017年度上半期の利用-恵庭市立図書館

2017/11/11配信

 今年4月に指定管理者制度を導入した恵庭市立図書館の今年度上半期(4~9月)の利用者状況は、入館者数で3・1%、貸出冊数で1・0%のいずれも微増となった。直営時代から利用は微増ながら年々増えてきた傾向を維持した。同館や市はスムーズに行政業務が引き継がれ、開館時間の拡大、イベントや企画展示充実なども数字に反映されたと分析している。

 同館は今年度、市直営から図書館流通センター(TRC)による指定管理に移行した。利用状況のうち同館(本館、分館含む)の上半期の入館者数は15万1738人で、前年度同期比4567人(3・1%)増。貸出冊数は32万540冊で同1948冊(1・0%)増。同館によると、入館者数は恵庭分館で減少、島松分館は横ばいで本館への来館者が増えたが、分館の減少分と差し引きしても来館者数は増えている。

 増加要因について同館の相馬立法館長は「本館の開館時間の延長や各種イベントの増加、企画展示の積極的な展開などが来館者数の増加につながったのではないか」と分析。開館時間が平日の一部で2時間、土日祝日で1時間延長となったほか、これまで休館としていた祝日の月曜の開館などサービスを充実させた。

 徐々に独自イベントも増やしており、初めて企画した直木賞作家の桜木紫乃さんの講演会整理券はわずか20分でなくなる人気。従来の図書館開館24時や図書館まつりなど市民との協働を維持しながら、独自イベントとして赤ちゃんを寝かせて絵本の世界を背景に写真撮影する「おひるねアート」といった流行を捉えた企画も展開。民間ならではの工夫で定員がいっぱいになるものも多い。

 全国的傾向として図書館の利用が減少する中、これまで同館の場合、増減はあるものの利用は微増ながら右肩上がりを保ってきた。もともと利用者が多くイベントも充実していた中での制度導入だったため大きな利用者増は見込みにくい中、これまでの流れを維持し、その中で民間の創意工夫をどれだけ打ち出していくかが命題。相馬館長は「まだ1年経過しておらず注意深く見る必要があるが、行政からの引き継ぎが丁寧にできているということであるならばうれしい。引き続き需要を探り、2年目の充実に生かしていきたい」と語る。

 市教委読書推進課は「半年の利用状況を見て、うまく引き継げていると感じている。民間ならではの工夫、取り組みに期待していた中で、民間らしさも十分発揮できている」としている。

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