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白老・胆振東部・日高

アイヌ・リムセとハワイアン・フラ ダンスを通じ交流深める-白老

2017/8/12配信

 白老町のアイヌ民族博物館で9、10の両日、アイヌ・リムセ(踊り)とハワイアン・フラによる国際交流事業が行われた。10日のワークショップでは、帯広の「サルキウシナイ」とフラを融合させた創作ダンスで交流。先住民の歌や踊りを通して伝承活動の大切さや、相互の文化への理解を深めた。

 同博物館と帯広カムイトウウポポ保存会(酒井奈々子会長)主催。ハワイアン・フラの伝承活動を行う「ハラウ キアウェクウポノ オ カ ウァ」が初めて北海道に足を運び、札幌、帯広、白老の3カ所で国際交流を実施。白老では、帯広の保存会メンバーも来町し、3者合同で交流を深めた。

 9日は交流セミナーとして、ハワイアン・フラの歴史や復興に向けた取り組みなどの説明や、フラグループによる力強いパフォーマンスを披露。10日のワークショップでは、フラの体験や白老に伝わる古式舞踊などを体験した。また、帯広に伝わる「サルキウシナイ」を酒井会長が歌い、フラグループが生命の循環を表現した創作ダンスを振り付け。一般参加者たちも交え、フラとリムセが融合した踊りを堪能した。

 フラグループの代表を務めるディエトリックス・ジョン・ウルコア・デュヘィロンソッドさん(46)は、「アイヌの踊りとフラを融合させることができ、美しく素晴らしい体験になった」と語るとともに、「祖先から受け継いだ伝統はとても大事。それぞれの文化に敬意、感謝の気持ちを持って理解できたら、もっと世界が平和になるだろう」と伝承活動の大切さについて話していた。

 野本正博館長は、2020年の民族共生象徴空間開設などに触れ「もっと交流が盛んになることを期待したい」と話し、酒井会長も「ハワイの踊りは力強く、大地を踏みしめるような踊りはアイヌの踊りとも似ている。言葉は通じなくても心が通じ合えることに感動した」と語った。

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