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千歳・恵庭

高齢者店員と笑顔の触れ合い えみな・ままちの家で駄菓子屋

2019/7/18配信

 千歳市真々地1の小規模多機能ホームえみな・ままちの家で5月から月2回、駄菓子屋「青空だがし屋ままち」が開かれている。「店員」を務めるのは施設を利用する高齢者。職員の手を借りながら地域の子供たちを招き、買い求めた菓子を袋に詰めるなどして和やかに交流。地域と施設を結び付ける触れ合いの光景が広がる。

 駄菓子屋は施設のウッドデッキで「開店」。チョコレート菓子やビスケット、水風船など定番の商品が並ぶ。地元の小学生が真剣な目で菓子を選び、自分で金額を計算し、合計を記した紙を会計に持っていき、スタッフが支払いを受け付ける。利用者が菓子を袋に詰めて手渡す際に「落とさないようにね」と子供たちに気遣いを見せる。会話をするのが難しい利用者も近くの椅子に座り、優しいまなざしで集まった子供たちを見守っている。

 駄菓子屋の開店は、地域に根付いた施設としての事業についてスタッフらが話し合う中で発案された。本州では施設利用者が店員となって駄菓子屋を開き、買い物に訪れた子供たちと交流する先行事例がある。これを参考に5月下旬から、毎月第2、第4日曜日に駄菓子屋を開店。以来、地域の子供たちや住民が訪れるようになった。高齢者と子供たちとの交流にもつながっている。

 14日に開かれた駄菓子屋にも多くの子供たちが訪れた。楽しそうに菓子を選んだ小学3年の三浦優愛さんは「おばあちゃんたちと話すのは楽しい。また来たい」と笑顔。接客と袋詰めを行った利用者の加藤暢子さん(84)は元幼稚園教諭。「子供たちと触れ合えるのは楽しいですね。大好きです。昔の仕事も役立っています」とほほ笑んでいた。

 隔絶された環境になりがちな高齢者施設での心の触れ合う新たな取り組みに乗り出した同施設。ケアマネジャー、糸田幹大さん(33)は「地域の人と高齢者が気軽に触れ合える場所になってほしい。子供たちや障害者も含めて、みんなで集まれる拠点になれば」と期待を語った。

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