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人とのつながり大切 胆振東部地震、安平町のボラセンで支援活動-千歳市社協の八巻さん

2019/3/6配信

 胆振東部地震の発生から6日で半年。被災者支援のボランティア受け入れのため設けられた安平町災害ボランティアセンターには、千歳市社会福祉協議会が職員5人を交代で送り込んだ。善意を持って集まってくる人たちを支援ニーズのある被災者とつなげるマッチングに取り組んだ職員の八巻健二さん(64)は、災害に対応するためにも「普段からの人と人とのつながりが大切」と振り返る。

 災害ボランティアセンターは被災地で支援活動を希望する人の窓口。全道から派遣された社協職員らが運営に当たり、千歳市社協も9月11~17日、同22~24日の計10日間、職員を送った。

 八巻さんが派遣されたのはこのうちの計4日間。町内では道路に亀裂が入り、石造りの家が倒壊しており、「見たこともない現場。惨状に驚いた」。

 センターでは訪れるボランティアの数と支援ニーズを把握し、必要な場所に人員を振り分ける仕事に取り組んだ。同町はインターネットで事前に受け付けを行っていたため、週末は1日に200~300人が訪れたものの混乱はなかった。

 支援内容の中心は戸棚やたんすが倒れ、食器類が散乱した民家内や農家の倉庫内の後片付け。余震も懸念され、八巻さんはボランティアには「地震があったらすぐ建物から離れて」と呼び掛けたという。

 自身も追分地区の飲食店で、壁から剥がれ落ちたモルタルの撤去作業に当たった。「重く汗だくの重労働だったが、ボランティアの皆さんの作業を経験できた」と振り返る。後日、センターには農業を営む被災者からメールが届いた。「農業再開の先が見えました」と手厚く感謝する文面に胸を熱くした。

 当時の経験から、普段から近隣地域の人とつながる大切さを再認識。「助け合うため物資だけではなく、つながりを備えることも大切」と教訓を話す。「安平町など被災地の産品を買い、イベントがあれば参加したい」。今後も被災地の復興を見守っていく。

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