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千歳・恵庭

千歳・山田木材の戸建て住宅「ビプロ」 グッドデザイン賞受賞

2018/10/10配信

 千歳市錦町の建材卸売、山田木材(山田茂社長)の戸建て住宅「ビプロ」が、今年度のグッドデザイン賞を受賞した。同住宅は窓や吹き抜けの開放感を大胆に保ちつつ、耐震性や高断熱、高気密の高い性能を実現。同業種の経営改善などを目指し、全ての工程を規格化したのも特徴で、山田社長は「北海道の住宅を全国に発信したい」と喜んでいる。

 グッドデザイン賞は公益財団法人日本デザイン振興会(東京)が主催する、国内唯一の総合的なデザイン評価・推奨の取り組み。今年は全国4789件の応募があり、3割弱の1353件が受賞し、道内の受賞は同社を含めて7件だった。3日付で受賞通知が同社に届き、31日に東京で表彰式が行われる。

 ビプロはベスト・プロダクトを略した造語で、商品、システムの両面で最高のものを提案する同社の思いを込めた。2020年の住宅新築における改正省エネ基準制度の義務化を見据え、17年3月ごろにデザインなどの検討を始めた。同9月に恵庭市駒場町にモデルハウス1棟を着工し、同11月に完成、今年から一般公開してきた。

 特徴は「ワンプランオンリー」。2階建ての間取りを正方形に設計することで、全方位に対応できるようにし、同じ規格でどこでも建設が可能。10畳の吹き抜けや大きな窓のL型インリビングで、明るい空間などデザイン性を重視しつつ、耐震や断熱性の等級はいずれも最高等級。2階はワンフロアを基本に、簡単に持ち運びできる壁面で、自由に組み替えられるようにし、家族構成の変化などにも柔軟に対応できるようにした。

 山田社長(53)は注文住宅などについて「短期間でいろんな方向から検討するのは難しい」と指摘しつつ、ビプロについて「プロとして『これがベスト』と提案するため、工夫を全て詰めたワンプランにした」と従来の発想を転換したことを強調。設計などを担った同社の首藤宏行企画・営業推進部長(60)は「デザイン、費用対効果など全てが自信を持って薦められる」と胸を張る。

 もともと企画立案の根底は、住宅性能基準の底上げや人手不足などに伴う、地方の建材店などが抱える先細り感への危機感。このため東京の大手建材卸売と協力した上、木材の切断から施工、管理、流通など全ての過程を規格化しており、全国各地の協力店でも気軽に導入できるようにした。業界の発展を願っての対応で、山田社長は「各地の工務店などの一助になれば」と話す。

 3日に受賞通知書が同社に郵送されて「飛び上がるほどうれしかった。頑張ってきたかいがあった」と大喜び。同賞の公式ホームページでも、ビプロの概要などが掲載され、首藤部長は「いろんなところをしっかり評価していただけた」と笑顔。受賞を契機にビプロのPRに本腰を入れ、千歳、恵庭を中心に販売促進を図る。

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