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新千歳、誘導路を複線化 冬季運航安定化へ、26年度までに2種類造成

2018/10/9配信

 新千歳空港の冬季運航を安定させるため、北海道開発局は2018年度から、幅約60メートルの新たな誘導路を造成し、経路を複線化する。A、B両滑走路と既存の平行誘導路を南北両端付近で垂直に結ぶ「末端取り付け誘導路」と、もう1本の「平行誘導路」の2種類を整備。防氷液の有効時間切れで駐機場へ引き返す航空機や除雪車両の動線を確保する。航空機の離発着を円滑化させ、欠航の回避や遅延の軽減を目指す。

 同局によると、18年度は約1億円で今後、測量調査に取り掛かる。末端取り付け誘導路は23年度、平行誘導路は26年度の供用開始を予定する。

 現在の末端取り付け誘導路は南北で各1本。片方の滑走路で作業を終えた除雪車が他方の滑走路と駐機場を往来する航空機を待つ必要があり、除雪した滑走路の開放時刻を遅らせている。新たに南北で1本ずつ増設すると、除雪車は航空機の通過を待たず、滑走路の閉鎖時間が短縮されるという。増設延長は計約1000メートル。

 平行誘導路は既存のD誘導路の外側に苫小牧方面へ約1500メートル新設する。現在、防氷液を機体に塗布した航空機はD誘導路を通り滑走路へ進むが、離陸の順番などを待つ間に有効時間を超過した場合、滑走路を通過して駐機場へ戻るため、離着陸を妨げている。滑走路を使わず戻れる平行誘導路を1本増やすと、滑走路閉鎖も避けられる。

 予定地は民有地で、地権者と今後、協議するという。国際線駐機場と滑走路を結ぶ新たな南側誘導路(19年度完成予定)と接続する。

 複線化は国土交通省で構想してきた。測量や設計、平行誘導路予定地の用地買収を控えるため、総工費は未定。日中の離発着が多く、末端取り付け誘導路では夜間工事も想定される。同局空港・防災課によると、誘導路の複線化は「離発着の盛んな羽田や成田で行われたが、冬の対策としては他に例がない」という。

 同課は「複線化が冬季運用で効果を発揮するように、できるだけ早く施工したい」としている。

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