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ネクスコ東日本、交通量に合わせ車線数増減 道央道恵庭―北広島間補修で国内初採用

2018/6/11配信

 東日本高速道路(ネクスコ東日本)北海道支社は道央自動車道恵庭インターチェンジ(IC)―北広島IC間の島松川橋(延長306メートル)片側の上り線千歳方向で床板を取り替える補修工事と交通規制を実施している。朝夕で上下線の交通量に変動がある現場では、専用車両を使って対面通行区間の車線数を変える新方式「ロードジッパーシステム」を国内で初採用。新千歳空港への定時性確保を重視し、時間帯によって車線数を切り替えて工事渋滞の緩和を目指す。規制は7月12日まで行われる。

 高速道路リニューアルプロジェクト一環の工事で通行規制は5月29日に始まった。島松川橋は1971年の開通から47年が経過している。床板は通過車両の重量増大や冬に散布する凍結防止剤(塩化ナトリウム)の影響を受け、剥離やひび割れが現れていた。

 ロードジッパーシステムは時間帯に応じて防護柵切替用車両(BTM)が走行しながら中央分離帯代わりとするコンクリート製の移動式防護柵を移動させていく。米国企業が開発し、日本国内で車線運用の切り替えに使うのは初。

 島松川橋では現在の通行に使う下り線札幌方向の2車線と路肩を使い、計3車線分を1・7キロにわたり確保。上り線は午前7時台、下り線は午後6時台に交通量のピークを迎えるため、月曜~土曜の午前に上り線、午後に下り線を2車線とする。切り替え作業は午前と午後の0時台に実施。日曜は切り替えず、上り線を終日2車線としている。

 BTMは1個当たり重さ680キロの防護柵約1700個を地上から約10センチずつ持ち上げて動かす。作業車の速度は時速5キロ程度で、区間の切り替え作業は15分ほどで完了する。

 同支社によると、切り替え運用している区間は交通量が上下線1日約4万台で朝夕の差も大きく、新千歳空港へ向かう車が渋滞に巻き込まれるのを避けるため、導入を決めたという。終日片側1車線の場合は、上下線共に最大18キロの渋滞を想定していた。

 同社は管内延長の約4割が供用開始から30年を過ぎていることから、2030年ごろまでに橋やトンネルなどの大規模な更新、修繕を各地で計画する。道内では今後、苫小牧東IC―同西IC間の勇払川橋などで床板の取り替え工事を行う。他の現場への同システム導入については「道路の幅や交通量で検討する」としている。

 担当者は「珍しいシステムを見ようとしている人もいるようだが、50キロの制限速度を守り車間距離を取って走ってもらいたい」と話している。

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