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千歳・恵庭

深夜早朝枠を「6」から「30」に 新千歳空港運用で道が提案

2013/12/14配信

 新千歳空港の24時間運用を巡る千歳市地域協議会が14日、千歳市市祝梅コミュニティーセンターで開かれた。道は拡大を検討する現行6発着枠の深夜早朝時間帯(午後10時~翌日午前7時)について、必要枠数を就航ニーズや将来の潜在ニーズを理由に30枠に拡大したい考えを示した。委員からは「地域住民のことを考えているのか」など不満の声が上がった。

 同時間帯の発着枠数は、1994年に千歳、苫小牧市の飛行直下の住民と行政で組織する同協議会で合意。その後、航空各社の就航ニーズの増加など情勢は変化。道は枠数をこれまで「20枠程度に拡大したい」との考えを示し、千歳市協議会も、早急の協議会開催を道に求めてきた。

 この日は道の荒川裕生副知事や千歳市の山口幸太郎市長のほか、地域の委員など約60人が出席した。荒川副知事が「本日から枠数の拡大に向けた具体的な協議を開始していきたい」とあいさつした。

 道は、拡大枠数について、航空各社のニーズである24枠に加え、将来の国際旅客便の需要と同貨物便の需要をそれぞれ4枠、2枠と想定。拡大枠数を30枠としたい考えを提示した。訪日外国人の増加や拡大に伴う経済効果などを理由に、理解を求めた。拡大に伴う経済効果と雇用増加については、千歳市が56億4000万円で605人、苫小牧市が19億7000万円で224人となる見込みも示した。

 住宅防音対策の基礎となる、30枠を想定した航空機騒音予測コンター(影響範囲)では、新基準(エルデン)57デシベル以上の予測区域が4割程度に縮小。防音対策案では天井、壁、床は原則在来のままで、条件付きで空調や窓などの外部開口部が工事対象となった。また6枠合意による対策工事から、原則20年以上経過しなければ工事申請できないことも示された。

 委員からは「(道の言い分は)エアラインのニーズのことばかり。進入直下の住民の話がない。本当に住民のことを考えているのか。出直してもらいたい」「住民には拡大に不安の声もある。防音対策も後退しており、30枠に見合う対策を示してほしい」などの不満の声が相次いだ。荒川副知事は示した枠数と防音対策案について「これを原案として、地域の皆さんとの協議を進めていきたい」とした。

 必要枠数が示されたことで千歳市協議会では今後、拡大する枠数と住宅防音対策についての協議が本格化する。

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