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千歳・恵庭

防災意識高めよう 厳冬期の避難所体験、緊張感持ち学ぶ-そなえーる

2018/3/12配信

 千歳市防災学習交流センター「そなえーる」は10日、「厳冬期の避難所体験」を開いた。航空少年団(岸田真知子団長)の団員をはじめ16人が参加し、避難所生活の一端を体験。限られた水を使った炊飯など、有事の際の対応を身に付けた。

 2016年から開いている防災イベント。今年は阪神・淡路大震災(1995年1月17日)、東日本大震災(2011年3月11日)に関連して防災意識を高めようと日程を組み、今回は今年2回目の開催。内容は前回同様ながら宿泊は任意とし、参加者のうち3人が宿泊も体験した。

 同施設の日永一徳主任管理員が講師になり、避難所運営ゲーム(HUG)の体験に始まり、非常食の調理や食事、簡易トイレや段ボールベットの作製などを展開。そなえーるを避難所に見立て、最初は電源などライフラインも遮断された想定にするなど、緊張感を持って学びを進めた。

 HUGは参加者を3組に分けて行い、カードの情報に基づきながら、避難者の受け入れなど対応を考えた。例えばインフルエンザの疑いがある人に対しては、隔離を本人のみとするのか、家族全員とするのか対応もばらばら。正解がない中で真剣に議論し合った。

 また、避難所運営ではまず夜に真っ暗な中を活動し、参加者は改めて災害がいつ、どんな状況で起きるか予測できないことを実感。ヘッドライトをつけながら物資を運び、日永さんは「懐中電灯で手が使えないと対処できない」などと実際に必要になる防災用品についても紹介した。

 被災しても自宅が無事な場合、在宅避難で食いつなぐすべも伝授。少ない水でお米が炊けるよう、水とお米をビニール袋に入れて口を結び、風呂の残り水や雪解け水などを入れた鍋で、まとめてゆでる方法を教え、「お茶やジュース、コーヒーでもお米は炊ける」などと説明した。

 日永さんは「避難所は避難者が相互に協力しながら運営する。最低限のお互いさま、助け合いの精神で」などと呼び掛け、参加者も真剣なまなざしで体験をこなした。震災当時は宮城県で実際に避難所生活を体験した竹上光君(15)は「学んだことを今後に生かしたい」と話していた。

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