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千歳・恵庭

ネウボラ専門家がフィンランドから来千 妊産婦支援で意見交換

2017/3/9配信

 日本の母子保健事業と千歳市のネウボラ(子育て世代包括支援)を視察するため、フィンランド・タンペレ大学のイーヤ・パービライネン教授が8日、千歳市を訪れ、市総合保健センターなどを見学した。ネウボラ発祥の地からやって来た専門家は、市の保健師たちと妊産婦と子供へのより良い支援について意見を交わした。

 パービライネン教授は11日に札幌市の天使大学でネウボラをテーマに講演するため来日中。教授から、日本の母子保健事業を見たいとの希望があり、2016年10月に「ちとせ版ネウボラ」を始めた千歳市に立ち寄った。同大看護栄養学部の澤田優美講師と東京医科歯科大大学院保健衛生学研究科の廣瀬たい子名誉教授が同行した。

 視察では「妊婦ネウボラ」と「こどもネウボラ」の会場や同センター2階で障害児の養育相談や療育を担当する市こども通園センターを見学後、市の保健師や助産師など母子保健事業に携わる職員たちとの意見交換会が設けられた。

 意見交換には約15人が参加。冒頭に市のちとせ版ネウボラの概要が説明された。定期健診に小児科医の他、保健師や臨床心理士などが加わっていることを聞くと、教授は「いろいろな職種でチームを組むことは、とても重要」と切り出し「ネウボラで自分たちが『指導』されると考える親もいる。指導ではなく親からの相談に乗り『対話』することが大切」とアドバイスした。

 教授からは保健師たちに「家庭内の問題を話してもらうのは難しくないか」「専門家へつなぐ方法はあるのか」などの質問が出され、現場での実感や関係機関の連携体制が伝えられた。話題は思春期の妊娠などにも及び、参加者は母子保健をめぐる相手国の事情に興味を抱いていた。

 教授は「これからも互いに協力していきたい」と述べ、約2時間の視察を終えた。

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